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【埼玉】

「秋田家住宅」ことしも公開 綿織物集散地の繁栄伝える

3日に特別公開される、国登録有形文化財の秋田家住宅=所沢市で

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 明治〜大正期の綿糸商家で、国登録有形文化財「秋田家住宅」(所沢市)の特別公開が、三日にある。

 秋田家住宅は所沢の中心市街地に残された、数少ない歴史的建造物。幕末から昭和にかけ、絣(かすり)を主体とした綿織物の集散地として繁栄した当時の名残を留め、歴史的景観に寄与するものだとして、二〇一六年に国登録有形文化財となった。特別公開は一六年と一七年に二回ずつ行われ、今回が五回目。

 住宅は大通りに面した店舗兼主屋、店から直接入れる土蔵、その奥の離れに分かれる。店舗は木部に防火などのための銅板張りが施され、土蔵は黒漆喰(しっくい)磨き仕上げの観音扉の土戸が付いている。

 離れは大正時代、皇族の宿泊所としても使われた気品のある造り。欄間は「天橋立」が彫刻され、出窓風の戸には水の中で泳ぐコイの透かし彫りも見られる。

皇族が宿泊したこともある秋田家の離れ(市提供)

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 土蔵で、所沢の変遷をたどる明治〜昭和四十年ごろの写真複数枚を、現在の写真と並べて展示する。

 特別公開は三日午前十時〜午後三時。入場無料、事前申し込み不要。現地は西武線所沢駅から徒歩約十五分。問い合わせは市文化財保護課=電04(2998)9253=へ。 (加藤木信夫)

 

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