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【埼玉】

竪穴住居復元「縄文」を体感 水子貝塚資料館で企画展

発掘された場所に復元されている竪穴住居。5棟すべての改修が終わった=富士見市で

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 富士見市の水子貝塚資料館で企画展「竪穴住居の世界」が開かれている。資料館のある「縄文ふれあい広場 水子貝塚公園」には、縄文時代の竪穴住居五棟が発掘場所に復元されている。市は五年かけて五棟の建て替えを実施。三月に終了したのを記念して、復元に関する資料や、当時の生活を知る手がかりとなる出土品などを展示している。十日まで。 (中里宏)

 水子貝塚は縄文時代前期(約五千五百〜六千五百年前)を代表する貝塚として一九六九年、国の史跡に指定された。九四年、公園(約四ヘクタール)として整備された。一カ所に五棟の竪穴住居が復元された施設は珍しいという。

 縄文時代の竪穴住居は屋根の部分が出土するケースはなく、復元は推測に頼ってきた。これまでの復元がどのような考え方で行われてきたのかを示すため、静岡県・登呂遺跡の復元設計図(一九四八年)や、竪穴住居の姿を推測できる古墳時代の家形埴輪(はにわ)や鏡などを展示する。

 「近年、木製の部材の出土が続き、昔の人が木材をどのように使っていたのか分かるようになってきた」と隈本健介学芸員。東京都練馬区の丸山東遺跡で出土したコナラ製のはしご(弥生時代末以降)など、当時の生活をしのばせる木製の出土品も展示している。

 九日午前十時半から学芸員による解説が行われる。入館無料。 

 

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