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【埼玉】

さいたま市のサクラソウ 昨年より6万株減

昨年に比べさらに6万株も減少した田島ケ原自生地のサクラソウ=さいたま市で

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 国の特別天然記念物、田島ケ原サクラソウ自生地(さいたま市桜区)のサクラソウの株数が減っている問題が十一日、市議会で取り上げられ、昨年よりさらに六万株減っていることが明らかになった。市側は「危機的状況」と認めたうえで、対策を遅滞なく進めていきたいとの姿勢をみせた。

 久保美樹議員(共産)の一般質問に答えた。

 市によると、二〇〇三年ピーク時の二百三十五万株から昨年は七十二万株、さらに今年は六十六万株に減少した。久保議員は自生地の保全に本気で取り組まないと、一九八四年に特別天然記念物の指定を解除された「野田のさぎ山」(同市緑区)の二の舞いになりかねないと、市の対応を問いただした。

 これに対し、久保田章市副教育長は減少の原因として、気候温暖化や周辺河川の改修に伴う環境の変化、乾燥地に適した植物の増加が自生地のサクラソウを圧迫している−と説明。「減少しているのは事実、危機的な状況と認識している」と答弁した。

 久保議員は、専門家の意見を引きながら、保全のための年間予算が七百万円では足りないとも指摘。久保田副教育長は、自生地保全のため、今後は国庫補助金などを申請していきたいと述べた。(田口透)

 

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