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【埼玉】

流山橋周辺の渋滞解消に期待 三郷流山橋2023年度開通へ

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 三郷市と千葉県流山市の間の江戸川に新しく架ける「三郷流山橋有料道路」の建設が、二〇二三年度開通を目指して動きだす。現在は両市の市街地をつなぐ「流山橋」の周辺で慢性的な渋滞が起きていて、二キロ上流に新橋ができることで解消が期待される。 (井上峻輔)

 埼玉県が十一日、県道路公社の事業として整備すると発表した。三郷市前間の県道三郷松伏線と、流山市三輪野山の千葉県道松戸野田線バイパスを結ぶ。延長二キロで暫定的に片側一車線で整備し、将来的に片側二車線化も検討する。通行料は普通車百五十円で、徴収期間は三十年間の見込み。

 新橋の建設背景には深刻な渋滞がある。

 現在、両市の市街地を結んでいるのは片側一車線の流山橋だ。三郷市の担当者は「朝晩は橋を渡るだけで三十分近くかかる。年末年始や大型連休の時はもっと混むこともある」と明かし、流山市の担当者も「橋につながる道路も断続的に渋滞している」と語る。新橋の建設は両市の住民にとって長年の悲願だ。

 都心への交通利便性が高い三郷市や流山市は人口増加が続いている上、物流施設も増えていて、平日の朝晩は川を渡って移動する車が多い。三郷市内にはショッピングモール「ららぽーと新三郷」や家具用品チェーン「イケア」などの大型商業施設があり、休日は千葉県からも車での客が殺到している。

 流山橋にはこれらの通行車両が集中している。上流の「玉葉橋」は約八キロ、下流の「上葛飾橋」は約五・五キロ離れているためだ。新橋ができることで、車両が分散し、渋滞が緩和されるとみられる。

 県は「新三郷駅と流山おおたかの森駅を車で移動する時間が現在の三十分から二十分に短縮される」と予想する。渋滞時の所要時間はもっと長いことから、新しい橋は、より大きな効果を生む可能性もある。

 両県は関連議案を六月定例会に提出し、可決後に国に事業認可を申請する。

 

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