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【埼玉】

本庁舎にサテライトオフィス さいたま市が業務効率化狙い

本庁舎内に設けられたサテライトオフィス。災害対応の実務を行うスペースを活用している=さいたま市役所で

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 さいたま市は六月から、市役所本庁舎内にサテライトオフィスを設置した。出張や打ち合わせで本庁舎を訪れた区役所職員などが戻らずに仕事することで、業務の効率化を図るのが狙い。利用実績はまだ少ないが、市は多様な働き方の推進につなげたい考えだ。 (藤原哲也)

 庁舎内にある危機管理センターの一角に設置されたサテライトオフィスには、パソコン九台と机、椅子を配置。担当部署に利用申請を出せば、一人で週二回、四時間まで利用できる。

 六月末までに十人の利用にとどまるが、「移動時間を仕事に充てられた」「静かな環境で集中して仕事に取り組めた」などと、おおむね好評という。

 市は昨年十二月から見沼区の職員研修センターで試行実施をしていて、時間外勤務の削減なども期待できることから本庁舎への設置を決めた。市の担当者は「自席でなくても仕事ができることを知ってもらいつつ、もっと有効活用してほしい」と提言する。

 サテライトオフィスは県が昨年十月から導入済みで、現在は東京事務所や地方庁舎など十五カ所に設置する。

 だが、市と同様に利用者数がまだ少ないのが課題で、四月以降も利用人数は月数人にとどまる。県は七月中に新たに一カ所を増設する予定で、知名度のアップを目指すという。

 一方、市は今回のような多様な働き方の推進を行財政改革にもつなげたい考えだ。市によると、二〇一六年度の職員一人当たりの時間外勤務時間は月一七・九六時間。同年度の時間外勤務手当は五十三億七千万円に上っており、予算全体の0・58%を占める。

 効率の悪い働き方が市財政を圧迫する流れを止めるため、市は二〇年度までに時間外勤務時間を月一四・三九時間に削減する計画を昨年末に掲げた。

 担当者は「サテライトオフィスだけですべての解決は難しいが、地道な取り組みを続けたい」と話している。

 

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