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【埼玉】

「アレフ」7施設 過激化警戒 麻原死刑囚の刑執行で県警など

検査を終えて施設から出る公安調査庁の職員=八潮市で

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 地下鉄サリン事件など数々の凶悪事件を首謀したとして、死刑判決が確定し、六日に刑が執行されたオウム真理教元代表の麻原彰晃死刑囚(63)=本名・松本智津夫。今なおその影響下にあるとされる教団の後継団体「アレフ」は、県警によると、県内に全国最多となる七カ所の施設をもち、活動を展開。刑の執行を受け、活動が過激化するなど不測の事態も想定され、県警や公安調査庁は警戒感を強めている。 (牧野新、杉本慶一、西川正志)

 十五〜二十人の信者が常駐しているとされる「八潮大瀬施設」(八潮市)。古びた三階建ての建物は窓の内側から白い布が張られ、中の様子をうかがうことはできない。六日、数十人の警察官が施設周辺に配置され、警戒にあたった。正午ごろには公安調査庁の調査官十数人が、施設内に立ち入り検査するなど物々しい雰囲気に包まれた。

 八潮市によると、大瀬施設の存在が確認されたのは一九九九年ごろ。毎年五月の大型連休や年末年始などに開くセミナーには二百人ほどの信者が集まる。

 市議会や自治会などでつくる「市オウム真理教対策協議会」の担当者は「活動の過激化や、遺骨が施設に納められることなどさまざまな事態が想定される」と懸念。協議会長の朝田和宏市議長は「気を緩めず、今まで以上に抗議活動を実施していく」とコメントを出した。

 施設の近くに住む五十歳代の女性は「施設は地域にとって不気味な存在」と眉をひそめる。「出ていってほしいが、出ていかないでしょう。死刑を機に悪い方向に変わらないでほしい」と気をもんでいた。

 

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