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【埼玉】

部活 週休2日、平日2時間 公立中高 県教委が方針

 県教育委員会は十三日、公立中学・高校の部活動の活動時間や休養日について定めた「部活動の在り方に関する方針」を発表した。「週休二日」「平日の活動は二時間程度」などを基準としたが、高校の運動部は二時間以上の活動が常態化しているのが実情。方針に強制力はなく、実効性は未知数だ。 (井上峻輔)

 方針は、スポーツ庁が今年三月に出したガイドラインに沿って策定した。運動部だけでなく、文化部も含めた部活動全体を対象にしている。

 適切な休養日の基準としては「平日に一日、週末に一日の計二日以上」と定めた。一日の活動時間も「平日は二時間、休日は三時間程度」としている。いずれもスポーツ庁のガイドラインに準じた数字だ。

 ほかにも、生徒や顧問の負担を減らすために参加する大会やコンクールの数を見直すことや、指導者による体罰やセクハラ・パワハラの根絶も求めている。

 県教委は、二〇一六年三月にも「平日の活動時間は二時間以内とすること」「土日のどちらかは休みとすること」の二点を県立学校長や各市町村教委に通知している。

 しかし、一七年度に各学校で運動部の活動時間の平均値を調べたところ、中学の15・7%、高校の59%で二時間を超えていた。週末の休みの平均日数でも中学の63・8%、高校の59%が一日未満だった。

 今回の方針策定過程でも、高野連や高等学校体育連盟から「二時間以内は難しい」「連携の練習に時間がかかる競技もあり、弾力的な運用を認めてほしい」といった意見が出たという。

 県教委は「短時間で効果のあがる効率的な練習を考えてほしい」と訴えるが、方針を守らなくても罰則はない。担当者は「教員の意識を変えていくように丁寧な説明をするしかない」と語る。

 今後は県教委の方針を参考に、各市町村教委や学校がそれぞれの方針を策定する。既に五市町は策定済み。戸田市が「朝練の禁止」を掲げるなど、独自の取り組みを加えることもある。さいたま市は、県とは別に方針を策定中。私学の部活動の方針についても、県学事課が検討を進めている。

 

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