東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 記事一覧 > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

準備作業 熱帯びる 熊谷うちわ祭、あす開幕

うちわ祭本番に備え、銀座区の山車を点検する人たち=熊谷市で

写真

 伝統の「熊谷うちわ祭」が二十日、開幕する。本番を目前に控え、山車を出す市内十二町区の準備作業が熱を帯びている。各区の子どもたちは連日、祭りで披露するお囃子(はやし)の練習に打ち込んでいる。

 ことし年番町を務める銀座区の山車蔵では、十三人の運行担当者らが、山車の足回りなど入念なチェックをした。組頭の新島章夫さん(71)は「江戸型山車を改良し、狭い道でも旋回できるよう、かじが利く三輪式台車にしたのが熊谷型山車の大きな特徴」と話す。

 銀座区の田代充雄大総代によると、同区が年番町ゆえの「新しい試みが今年の祭の見どころの一つ」。二十一日午後六時から、国道17号一帯で開かれる「巡行叩(たた)き合い」で、十二基の山車や屋台が最後に集結する八木橋百貨店前で、例年は南側を向いて山車などが並ぶ向きを、今年は逆の北側に変更する。現地の北側約八十メートル先に平安末期から鎌倉初期に活躍した武将・熊谷直実(くまがいなおざね)にゆかりの深い熊谷(ゆうこく)寺がある。銀座区の山車の上に載せているのは直実の人形。直実と熊谷寺を対面させようという粋な演出だ。

 同日午後一時から四時まで開かれる「巡行祭」。国道17号を山車・屋台が例年は二列で進むが、今年は一列に並んで進む。これも銀座区が年番町の年に行われているやり方だ。

 他の行事は、二十日午後七時から、JR熊谷駅北口に山車と屋台が集結してお囃子を大音量で競って奏でる「初叩き合い」や、二十二日午後八時からお祭り広場である「曳(ひ)っ合せ叩き合い」などがある。

 江戸時代中期から続く熊谷うちわ祭は、愛宕八坂神社の例大祭。「関東一の祇園祭」とも呼ばれる。二十二日までの三日間で七十五万人の人出が予想されている。 (花井勝規)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報