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【埼玉】

来夏の参院選 改選定数3→4 改正公選法成立で各党、擁立巡り思惑交錯

 参院埼玉選挙区の定数を二増する改正公職選挙法が成立し、来夏の参院選から改選定数が三から四に変わることになった。各党は既に候補者擁立に動いているが、昨年から続く新党結成の動きに定数増も加わったことで、選挙の構図は見通せなくなっている。 (井上峻輔)

 現在の県選出の参院議員は、自民党の関口昌一(65)、古川俊治(55)、公明党の西田実仁(55)、矢倉克夫(43)、国民民主党の大野元裕(54)、希望の党の行田邦子(52)の六議員。このうち、古川、矢倉、行田の三議員が来年に改選を迎える。

 「自民の党利党略」とも批判される今回の改正。自民県連の鈴木聖二幹事長は「埼玉の事情を聴かずに定数増を決められて困惑している」とこぼす。

 自民県連は既に古川さんの公認を党本部に申請している。焦点は二人目の擁立を目指すかどうかだ。ただ、県連は一九九八年の参院選で二人を擁立して共倒れになった過去がある上、来年は知事選も控えていて「今はそっちの擁立で精いっぱい」という状況だ。

 鈴木幹事長は「党本部からはまだ何も言われていない」としつつ「二手に分かれるとしこりが残り、その後の知事選に影響しかねない」と慎重な姿勢を示す。

 公明党は二日、矢倉さんに公認を出した。同日に会見した矢倉さんは、連立を組む自民との選挙協力について「どの構図になっても連携は密にしたい」と述べた。塩野正行県本部幹事長は「定数が増えても厳しい選挙であることは変わらない」と気を引き締める。

 立憲民主党の枝野幸男県連代表は八日、定数四での争いについて「少なくとも自公以外で二議席はとらないといけない」と話した。県内で参院の議席を持たない中で「一人は間違いなく擁立する」と明言したが、二人目は「相当慎重に見極めないといけない。他党の動向を横目で見ながら検討する」とした。

 国民民主党も独自候補擁立に向けた準備を進めている。国民と立憲の両県連は統一選に向けては候補者調整をする方針だが、大野元裕県連代表は「参院選は対象外。枝野さんとも話はしていない」と語る。

 共産党は二〇一六年の選挙で次点で議席を逃した伊藤岳さん(58)の擁立を決めている。荻原初男県委員長は「定数が増えて選挙戦の激しさは増すはず」とみる。

 一三年にみんなの党から出馬して三位で当選した行田さんは、現在は希望の党に所属している。来年に改選を迎えるが、出馬は明言していない。

 

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