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【埼玉】

熊谷41.1度 「日本一暑い街」返り咲き

JR熊谷駅北口では、歩行者のために冷却ミストがフル稼働=熊谷市で

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 熊谷市が二十三日、国内最高気温記録を塗り替え、「日本一暑い街」に返り咲いた。熱中症対策で数々の賞を受賞し、暑さ対策日本一の自治体を目指している市は「災害とも言える高気温。人命にかかわる事態」と危機感を強めている。

 熊谷市の富岡清市長は二十三日、防災行政無線で「熱中症予防」を直接、市民に呼びかけた。二十日には、市長名で「ストップ熱中症緊急メッセージ」を市民に発信。青色パトロール車による注意喚起の強化や消防団による火災予防に合わせた熱中症予防の呼びかけを始めた。

 市の夏の名物となっている八木橋百貨店前の「大温度計看板」。看板が初めて設置された二〇〇七年、熊谷でそれまでの国内最高気温を塗り替える四〇・九度が観測された。

 今年リニューアルし、地元出身の武将・熊谷(くまがい)直実をあしらった新版に替えた。同社執行役員の宮地豊さん(56)は「前回、看板を出した後に最高気温が観測された。今回も同じことになるとは」と驚いた様子だった。 (花井勝規)

◆高齢者3人が就寝中に死亡 エアコン使わず

 猛暑が続く県内では二十三日、熱中症の疑いで三人が死亡した。いずれも就寝中の高齢者で、部屋のエアコンは稼働していなかった。県消防防災課は「高齢者はまずはエアコンを使用してほしい。家族も室温の管理に協力を」と呼びかけている。

 亡くなったのは秩父市の男性(90)、久喜市の女性(85)、朝霞市の女性(72)。二十三日未明から朝にかけて、寝室で意識をなくしているのが相次いで見つかった。

 県消防防災課によると、七月の県内の熱中症疑いでの死亡者は十人になった。昨年の二人を既に上回り、二〇〇八年以降に最も多かった一〇年の十二人を超える勢いとなっている。 (井上峻輔)

◆所沢など史上最高気温 県内各地で記録的猛暑

 全国で猛暑が続いた二十三日、熊谷市の最高気温は四一・一度となり、国内最高を五年ぶりに更新した。ほかの県内各地も四〇度に迫る暑さとなり、所沢市とさいたま市桜区、寄居町でそれぞれ観測史上最高に達した。

 気象庁によると、県内八カ所の観測地点の最高気温は、(1)熊谷市(四一・一度)(2)寄居町(三九・九度)(3)所沢市(三九・八度)(3)鳩山町(同)(5)さいたま市桜区(三九・三度)(6)秩父市(三九・二度)(6)越谷市(同)(8)久喜市(三八・六度)−で、いずれも今年最高の暑さとなった。

 熊谷地方気象台によると、県内は二十四日も猛暑日になる見通し。日中の最高気温は県南部と秩父地方では三六度、県北部で三七度と予想されている。

 

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