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【埼玉】

越谷の市民合唱団、オーケストラ 12日市内でチャリティー・コンサート

過去に行われた「ピースフル・コンサート越谷」の様子=越谷市で(実行委提供)

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 世界の紛争地で苦しんでいる人、日本の被災地で困っている人を支えるために役立てて−。越谷市民らの合唱団とオーケストラによる「ピースフル・コンサート越谷2018」が12日、越谷市のサンシティホールで開かれる。入場料収入と会場での募金は全額、国際医療支援団体「国境なき医師団」(MSF)と福島県、西日本豪雨の被災地に寄付する。 (杉本慶一)

 コンサートは二〇〇九年から毎年八月に開催し、今年で十回目。モーツァルトの「レクイエム」をメインに披露している。これまでの寄付金は約千八十万円に上った。

 実行委員長の山本誠一郎さん(64)=越谷市=は、もともと中学校の国語教師だった。仕事の傍ら、アマチュアのオーケストラで指揮者をしていた。

 「平成に入って二十世紀が終わるころ、世界で内戦や紛争が頻発しているニュースを目にした。自分に何かできることはないか」。そんな素朴な思いで、仲間たちとチャリティーコンサートを始めた。

 寄付先に選んだのが、世界の紛争地や自然災害の被災地で医療活動を行っているMSFだ。「MSFに参加した日本人の女性医師が、中学校の教科書で紹介されていた。非常に感銘を受けた」と山本さん。

 一方、一一年には東日本大震災が起きた。「原発事故の被災地は、ずっと災害が続いているようなものだ」と、同年から福島県への寄付も開始。今回のコンサートでは、今年七月の西日本豪雨の被災地にも寄付することを決めた。

 一昨年のコンサートでは演奏だけでなく、MSF日本の加藤寛幸会長の講演を実施。昨年には、福島県立福島高校(福島市)スーパーサイエンス部放射線班の生徒たちが、原発事故による被ばくの影響についての調査内容を発表した。

 今年は加藤会長が再び招かれ、「世界の今を、聴いてください」と題して講演する予定だ。

 オーケストラのメンバーは約五十人。合唱団は毎年公募しており、今回は約百三十人が舞台に立つ。演奏の曲目は「夜明けから日暮れまで」「群青」「花は咲く」「レクイエム」「アヴェ・ヴェルム・コルプス」など七曲。

 山本さんは「加藤会長は、コンサートによる寄付金が『紛争地の人や難民のために確実に役立っている』と話されていた。世界や日本で困っている誰かを、少しでも笑顔にすることができれば」と願う。

 ◇ 

 「ピースフル・コンサート越谷2018」は十二日午後二時開演。会場はサンシティホール(越谷市南越谷一)大ホール。入場料は一般千円、高校生以下五百円。チケットは、同ホール受け付けカウンターなどで販売中。問い合わせは、山本誠一郎さん=電090(2648)4931=へ。

 

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