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【埼玉】

丸木美術館で「ひろしま忌」 講演、灯籠流しに思い

鎮魂と平和への願いを込め、約80個の灯籠を都幾川に流す参加者=東松山市で

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 「広島原爆の日」の六日、東松山市の原爆の図丸木美術館で「ひろしま忌」の催しが開かれ、参加者は講演や朗読などを通じて、戦争や核兵器のない世界に思いをはせた。

 作家で画家の司修さん(82)が、太平洋戦争中の一九四三年、「新人画会」を結成した若い画家たちを中心に「戦争と芸術」と題して講演した。

 司さんは新人画会のメンバーと二十代のころから交流。生前のメンバーの肉声を紹介しながら、あらゆる芸術が戦争翼賛体制に組み込まれる中で、自分たちが描きたい絵を描き続けた画家たちの生き様を紹介した。

 夕方には、参加者が鎮魂と平和への願いを込めた灯籠約八十個を都幾川に流した。

 昨年、開館五十周年を迎えた同美術館は、原爆の図十五部のうち十四部を所蔵。傷みが進む作品を保存し、次世代まで展示を継続するための「原爆の図保存基金」を設立して寄付を募っている。

 催しでは七月二十六日現在で、寄付額は目標の五億円に対し、約八千二百七十万円と報告された。 (中里宏)

「戦争と画家」をテーマに講演する司修さん=東松山市で

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