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【埼玉】

<ヒーロー>本塁打でリズム 快投 花咲徳栄3年・野村佑希投手

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 自らの失点で3点を追う四回。「とにかく塁に出よう」と内角の変化球に必死で食らい付いた。結果は豪快な本塁打。県大会で不振だった持ち前の打撃力を発揮すると、マウンドでも落ち着きを取り戻し、149球の熱投で鮮やかな逆転勝ちを呼び込んだ。

 昨夏の甲子園でも2本塁打を放ったエースで不動の4番。だが、県大会で不振に陥り「何かを変えなければ」と決意し、強いスイングを取り戻すため、木製バットでの練習に取り組み始めたばかりだった。その努力が早速花開き、苦しいマウンドを助けた。

 「県大会とは全然違った」という甲子園のマウンド。序盤は力任せで甘い球を痛打されたが、本塁打後は制球重視で粘りの投球を続けた。九回には試合を決める2点適時二塁打も放ったが、試合後は「仲間に助けてもらった1勝」と逆転してくれたチームメートに感謝の言葉を忘れなかった。

 連覇がかかる今大会。プレッシャーはあるというが、昨年の優勝は先輩たちの力だと認識している。「自分たちは挑戦者として、一戦一戦やるだけ」。自信を取り戻したエースは、次の戦いを見据えている。 (藤原哲也)

 

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