東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

<夏の甲子園>粘りの終盤 徳栄劇場 横浜に一打逆転まで迫る

横浜に敗れ、スタンドあいさつを終えて引き揚げる花咲徳栄ナイン=甲子園球場で

写真

 夏の甲子園連覇の夢は、2回戦でついえた。花咲徳栄(北埼玉)は十四日、横浜(南神奈川)に2点差まで詰め寄ったが逆転ならず。アルプス席は、強力な横浜打線を相手に見せた花咲徳栄ナインの健闘に大きな拍手を送った。

 横浜打線を三者凡退に打ち取り、幸先のよい滑り出しを見せた直後の一回裏、「徳栄ブルー」の応援団で埋まった一塁側アルプス席から大声援が送られる中、1死二塁から韮沢雄也選手(二年)が中前適時打で先制点をもぎ取った。母の智子さん(44)は「北埼玉大会は苦しかったのでほっとした。気を抜かずに頑張れ」とメガホンを鳴らした。

 同点で迎えた四回表、先発のエース右腕、野村佑希選手(三年)が横浜打線につかまり、この回6失点。吹奏楽部主将の伊藤剛さん(三年)は「妥協せずに頑張れ」と大音量の演奏で反撃を期待した。

 願いが通じたように、六回裏無死一塁、一塁の守備に回っていた野村選手が反撃の口火となる左越え2点本塁打を放った。母の洋子さん(46)は「投球で迷惑かけたので、少しでもチームに貢献できてよかった。悔いのないよう最後まで戦って」。七回裏1死からも橋本吏功(りく)選手(二年)が左越え本塁打。野球部応援部長の山越慶さん(三年)は「まだまだこれからだぞ」と声をからした。

 4−8で迎えた九回裏、球場のあちこちから手拍子が巻き起こる異様な雰囲気の中、横浜の3番手投手が制球を乱し、内野安打や死球押し出しで2点を返す。なお2死満塁の好機だったが、井上朋也選手(一年)が空振り三振に倒れ、試合終了となった。

 連覇の夢は断たれたがバトン部長の山田薫海(くるみ)さん(三年)は「まずはお疲れさまと言いたい」と健闘をねぎらった。 (山口登史)

◆監督・選手の談話 

<花咲徳栄・岩井隆監督> 連覇という大きなプレッシャーはあった。選手は最後まで諦めずによくやってくれた。

<同・井上朋也右翼手> 試合後、杉本主将に「来年、再来年がある。おまえが甲子園に連れて行け」と言われた。必ず戻ってきます。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報