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【埼玉】

<夏の甲子園>浦学届けた全力の夏 春の覇者・大阪桐蔭に2−11

大阪桐蔭−浦和学院 4強進出を逃しグラウンドを去る浦和学院ナイン=いずれも甲子園球場で

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 優勝候補の壁は厚かった−。第100回全国高校野球選手権大会14日目の十八日、浦和学院(南埼玉)は準々決勝で大阪桐蔭(北大阪)と対戦し、2−11で敗れた。順調に勝ち進んできた浦学だったが、自慢の投手陣は4本塁打を許すなど打ち込まれ、強力打線も抑え込まれた。32年ぶりの4強を逃したナインには、試合後に応援団から温かい拍手が送られ、「よくやった」の言葉が飛んだ。

 東西の強豪同士の対決とあって、スタンドには4万1000人が詰め掛け、浦学応援団は三塁側アルプス席で大きな声援を送った。

 試合が動いたのは二回。大阪桐蔭の根尾昂選手(三年)が先制の本塁打。三回には満塁から内野安打で1点を挙げた。渡辺勇太朗投手(同)の父・信次さん(50)は「大阪桐蔭は前評判通り手ごわい。粘り強い投球で最少失点に抑えてくれ」と祈るように見つめた。

 3点を追う五回裏、小町竜梧選手(同)の内野ゴロの間に1点を返し、中前祐也選手(二年)の適時打で1点差に迫った。歓声に沸く応援団。生徒や保護者らは互いのメガホンをたたき合い、「同点、さらに逆転を」と期待が高まった。

 吹奏楽部OGで、部員と一緒にフルートを演奏した大学一年の岡田澪奈(れいな)さんは「在学中は甲子園で応援できなかった。来ることができてうれしい。絶対に追い付いてほしい」。

 ところが六回表、大阪桐蔭が打者10人の猛攻で一気に6点を追加。アルプス席には重苦しい空気が立ち込める。蛭間拓哉主将(三年)の母・美恵子さん(50)は「何とかつないで」と声をからした。

 八回裏には1死から、中前選手が二塁打を放ったものの後続が倒れ、大きなため息が漏れた。そして迎えた最終回、最後の打者が左飛に打ち取られると、応援団はぼうぜんとグラウンドを見つめた。ソングリーダー部長の栃村玲央さん(三年)は涙を流しながら「ここまで全力で頑張ってくれた。お疲れさま。感動をありがとう」と選手らをねぎらった。 (山口登史)

◆監督・主将談話 

<浦和学院・森士監督> 力負けですね。直球に振り負けず、打ち損じない打撃を見せつけられた。

<同・蛭間拓哉主将> (大阪桐蔭の)絶対に連覇するという一人一人の強い気持ちを感じた。ここまで来られたことは、仲間に感謝したい。

<大阪桐蔭・西谷浩一監督> しっかり、たたけたことで長打になった。データ陣がいいデータを取ってくれた。あす1日空くので、しっかり練習して頑張りたい。

<同・中川卓也主将> 守備から攻撃にリズムがつくれた。そこが大きな勝因。

 

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