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【埼玉】

兜太さんと父・伊昔紅さんしのぶ 書や掛け軸、同人誌など展示

金子伊昔紅・兜太親子の活発な文芸活動を示す書籍や掛け軸などが並ぶ特別展=皆野町文化会館で

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 二月に九十八歳で亡くなった俳人の金子兜太さんと父・伊昔紅(いせきこう)さんをしのぶ特別展「秩父音頭と金子伊昔紅・金子兜太親子展」が出身地・皆野町の町文化会館で開かれている。活発な句作をうかがわせる書や掛け軸など約四十点が一堂に並ぶ。二十六日まで。

 特別展は、町内で十四日に開かれた「秩父音頭まつり」が五十回目の節目を迎えたのを記念し、町観光協会が初めて企画した。

 伊昔紅さんは医師を務めるかたわら、生家近くのうなぎ店で定期的に句会を開き、草の根の文芸活動にいそしんだ。展示では、伊昔紅さんと仲間たちが句作を重ねた部屋を、大型の写真パネルで紹介している。

 兜太さんは伊昔紅さんの影響を受け、旧制高校時代から俳句にのめりこんだ。初期の作品を掲載した一九四八年の同人誌「青銅」や、自ら作詞を手掛けた町立皆野中学校の校歌の直筆の書、自作句を記した掛け軸などが展示されている。

 観光協会事務局の嶋田政則さんは「皆野では金子親子を中心に、昭和初期から俳句に親しむ文化があった。二人を振り返り、皆野の文化を感じてもらいたい」と話している。

 入場無料。午前九時〜午後五時。会期中無休。問い合わせは皆野町観光協会=電0494(62)1462=へ。 (出来田敬司)

 

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