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【埼玉】

相談員の担い手足りない 「チャイルドライン」対応できぬ電話も

 学校の人間関係などの子どもの相談に電話で応じるNPO法人「さいたまチャイルドライン」(朝霞市)が、相談員となるボランティアの不足に悩んでいる。毎年の募集への応募者が激減していて、相談員が足りずに電話に出られないこともある状況。事務局は「子どもたちのために何かできないかと思っている方は、参加して思いを形にしてほしい」と新たな担い手を切望している。

 相談の対象は十八歳以下で木、土曜を除く午後四〜九時(金曜は十一時)に受け付けている。二〇一七年度は約一万六千件の電話を受けた。相談員約七十人は全員ボランティアで、一人に月二回ほど参加してもらっている。

 相談員は仕事や家庭の事情で辞めていく人も多く、毎年新たに募集している。だが、ピークの一一年には七十二人いた応募者が次第に減少し、昨年はわずか六人にとどまった。代表理事の太田久美さんは「女性でもフルタイムで働く人や、生活のために対価を求める人が増えたことが理由ではないか」と分析する。

 十分な人数の相談員が確保できなくなり、最近は三本ある回線の全てに対応できないことも増えてきた。今年六月からはパソコンで文字を使ってやりとりする「チャット相談」も始めていて、より多くの人手が必要になっている。

 太田さんは「相談員が増えれば、もっと多くの相談に応じられる。気持ちさえあれば、ぜひ挑戦してほしい」と呼び掛けている。

 今年の募集は九月三十日まで。十八歳以上なら資格や経験は不問だが、全七日間の養成講座を受講する必要がある。申し込みや問い合わせは事務局=電070(5564)3190=へ。 (井上峻輔)

 

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