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【埼玉】

志木の西垣さんV5 世界バトントワリング選手権

世界選手権5連覇を達成した西垣さん(中)と、高橋さん(左)、大越さんの師弟トリオ=川越市で

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 八月に米国で開かれた第三十四回世界バトントワリング選手権大会女子シニア部門で、志木市の西垣知枝さん(28)が優勝し、女子では前人未到の五連覇を達成した。さいたま市の高橋歩暖(ほのん)さん(15)=星野学園中学(川越市)三年=も、女子ジュニア部門に初出場で銅メダルを獲得。ともに、二十三回目となる日本の国別総合優勝に貢献した。 (中里宏)

 世界選手権は一年おきに世界各地で開催され、今回は十六カ国が参加。西垣さんと高橋さんは、ともに幼少時から、さいたま市や川越市などで教室を開いている、日本バトン協会テクニカルアドバイザーの大越多美子さんの指導を受けてきた。

 西垣さんは六歳で入門。ジュニア部門でも世界三連覇を果たしている。選手権のなかった昨年四〜十二月は、国際的サーカス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のパフォーマーとして世界各地を回った。

 今年は世界選手権出場のために八キロの減量から始め、関東大会、全国大会を勝ち抜いて代表に選ばれた。大越さんは「日本はレベルが高いので、代表に選ばれることが、まず大変」と話す。

 「ノーミスで10点満点の演技」を目標にした選手権決勝は、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」をテーマ曲にした。しっとりした演技の中にバトンを天井近くまで投げ上げ、片足を軸に四回転してキャッチする大技も披露。一度バトンを落とすミスがあったが、ショートプログラム、準決勝に続いて一位を守り通した。

 当初は「これで世界選手権出場は最後」と思って練習してきた。しかし、先輩から「(逆に緊張するので)最後と思ってはだめ」と助言され「自分の演技をして悔いのないようにしよう」と気持ちを切り替えた。五連覇を果たした今は「完璧な演技をしたかったが、自分の好きな曲と大越先生の振り付けで、世界の舞台に立てたことが一番幸せなことだと思っている」と充実感にあふれていた。

 一方、五歳の時に大越さんの教室に入門した高橋さんは「(当時から)西垣さんのすごい演技を見てきて、自分もこうなりたいと思ってきた。一緒に世界大会に行けて、うれしかった」と笑顔。「表彰台が目標だったので、四位発表まで自分の名前が呼ばれなかった時、涙が出てきた」と振り返った。

 西垣さんは次の世界選手権出場は決めていないが、「バトンが好きなので離れることはない。機会があれば、またシルク・ドゥ・ソレイユに参加したい」と話した。

5連覇を決めた西垣さんの演技

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力強さを表現した高橋さんの演技(いずれも大越さん提供)

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