東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

狭山、味わう純米酒 市内農家や酒屋杜氏ら力を結集

完成した「奥富村里平」を手にする奥富村地酒会の皆さん=狭山市で

写真

 米作りから仕込み・販売まで、とことん狭山にこだわったという純米酒「奥富村 里平(りへい)」が完成した。五月から販売が始まり、飲み心地の良い食中酒として評判を呼んでいる。

 酒造りに携わったのは、狭山市の西武線新狭山駅周辺(旧名・奥富村)の活性化を目指す「奥富村地酒会」。メンバーは当地で酒屋を営む田口博章さん(51)、農家の大野博則さん(34)、居酒屋経営の大畑健雄さん(35)、杜氏(とうじ)の小林清司さん(64)の四人だ。

 田口さんらは昨年から、町おこしのためにできることはないかと相談を重ねてきた。最寄りに酒の神様をまつる梅宮神社があり、メンバーの仕事内容を重ねて考えると、「地酒しかないでしょう」との結論に至った。

 米は、大野さんが作る県推奨の食用米「彩のかがやき」を活用。今年六月、一升(一・八リットル)換算にして約八百本の純米酒を完成させた。

 酒造りを託された小林さんは「酒米のような重厚感は出せないから」と工夫を凝らし、「普通(食用)米ならではの、さわやかな飲み心地に仕上がった」と手応えを口にした。

 一・八リットル(二千七百円)と七百二十ミリリットル(千三百五十円)を田口さんの酒屋で販売しているほか、大畑さんの居酒屋などに卸している。

 田口さんは「いろいろな人の手が加わり、人のぬくもりを感じさせるお酒になったと思う。多くの方に知ってもらい、街の活性化につなげたい」と話している。問い合わせは田口酒店=電04(2953)1729=へ。 (加藤木信夫)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報