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【埼玉】

公約達成「順調」を強調 上田知事4期目 残り1年切る

定例会見で4期目の成果について説明する上田清司知事=県庁で

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 上田清司知事の四期目の任期満了(二〇一九年八月三十日)まで残り一年を切った。知事は四日の定例会見で、高齢化や人口減少への対策に取り組んできた成果を示して「出してきた公約は順調に進んでいる」と強調。一方で、来夏の知事選への対応については明言を避け続けている。 (井上峻輔)

 「直近の二年間で医師の増加数と増加率は全国三位。介護士は両方一位。非常に迅速に人材確保ができている」。会見で三年間の成果を問われた上田知事は胸を張った。

 団塊の世代が七十五歳以上になる「二〇二五年問題」への対応を公約に掲げた四期目。会見では、医療や介護のサービスを一体的に受けられる「地域包括ケアシステム」の拠点を整えたことや、少子化対策の取り組みにも言及し、成果の説明は約十一分間続いた。

 一方で、やり残していることについては「今申し上げたことを、より完成させていく。課題には『これで終わり』というのはなく、任期があろうがなかろうが進んでいく」と述べるにとどめた。

 上田知事は現在まで、来夏の知事選への対応を明確にしていない。一年前の会見では出馬の意思を否定しつつ「ただし分からない。三期十二年で辞めるつもりでいたが今ここに立っている」と考えが変わる可能性を示唆。八月二十九日の会見でも「任期をきちっと果たしていく。そこから先は考えていないというのが基本」と答えを濁している。

 前回選では、自身の任期を三期十二年までとする多選自粛条例を破って出馬。最近は「若気の至りだった」などと条例制定への反省も見せているが、条例破りを批判する自民党県議団との対立は今も続く。今年四月に任期二年の全国知事会長に就任したことには「五選に向けた布石では」との見方もある。

 自民は独自候補を擁立する方針で、既に候補者の選定を進めている。上田知事は去就の表明時期について「私さえ出なければ出たいと言う人が何人かいらっしゃると聞く。そういう人たちに御無礼にならないような形をとりたい」としている。 

 

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