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【埼玉】

川口中3生徒の自殺未遂問題 第三者委が委員を公表

 川口市の市立中学校三年の男子生徒(15)が、入学当初からのいじめを苦に三度の自殺未遂を図っていた問題で、市教育委員会は二十日、二〇一七年十一月に設置したとする第三者委員会の委員を明らかにした。

 市教委によると、委員は、埼玉学園大教授で臨床心理士の小山望氏、済生会小児科専門医の大山昇一氏、弁護士で社会福祉士の石坂浩氏の三人。これまでは委員が、名前を出すことで調査に支障を来すことを危惧して非公表を望んでいるとしていた。委員会はこれまでに八回開かれたという。

 市教委は一六年九月に生徒が最初に自殺を図った際に、いじめ事案の「重大事態」として認定しなかった理由を「いじめが確認できなかった」と説明。同年十月の二度目の自殺未遂時は「複合的な要因が考えられた」との認識を示した。

 これまでの市教委の対応について、山田浩一学校教育部長は「三度の自殺未遂に至ったことは大変遺憾。しかし、当時の担当者は最善の策を尽くしてきた」と述べた。

 生徒の母親(43)は「息子も私もいまだに市教委から重大事態や第三者委員会という言葉さえ聞いていない。不可解なことばかりで、市教委から何を言われても信じられない」とのコメントを出した。 (森雅貴)

 

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