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【埼玉】

熊谷労基署、運転手を労災認定 佐川急便のパワハラで不安障害

 佐川急便の県内の営業所で働く男性ドライバー(38)が不安障害などの精神疾患を発症したのは、上司からのパワハラや月の残業が百十六時間に及んだ長時間労働が原因として、熊谷労働基準監督署から労災認定されたことが四日、分かった。男性や代理人弁護士が記者会見し明らかにした。認定は十月三十日付。

 男性らによると、本庄市の児玉営業所に所属。二〇一六年にけがの治療で休んだ際、配送業務から、体の負担の大きい荷物整理業務へ配置変更することに同意するよう、上司に何度も迫られるなど、日常的にパワハラを受けた。勤務時間を実際よりも短く申請するように圧力も受けたという。

 熊谷労基署は関係者の聞き取りから、配置変更の強要があったことを確認。配送車の運行記録計(タコグラフ)などからは、男性が休憩を取れていなかったとも判断し、労災を認めた。

 男性は今春以降は休職状態が続いているといい、記者会見で「会社に行き、上司に会うとめまいがしてしまう。書類を出すこともできない」と話した。

 佐川急便は「労災認定を真摯(しんし)に受け止め、労働環境の改善や長時間労働の是正に取り組む」とコメント。児玉営業所でのパワハラや勤務時間の過少申告については「事実として把握していない」としている。

 

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