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【埼玉】

110番通報の適正利用を 「110番の日」県警呼び掛け

 「一一〇番の日」の十日、県警は、一一〇番通報への理解を深めてもらおうと県内各地で関連イベントを実施した。昨年一〜十一月の一一〇番受理状況では、間違いやいたずらが約七万六千件と前年比約8%増。緊急性のない通報が全体の約18%を占めており、県警は適切な利用を呼び掛けている。 (森雅貴)

 昨年十一月末時点での総受理件数は約五十八万四千件で、一日平均では約千七百件だった。

 事案別では、交通関係の事故・事件が約十三万千件で最多。前年からの増加が著しかったのが、ニセ電話詐欺などの特殊詐欺被害に遭った通報や被害に遭いそうになった連絡で、約六千八百件と三割以上も増えた。

 間違いやいたずらの通報の中には「暇なので電話してみました」「いい病院ありませんか」といった内容のものもあったという。

 県警通信指令課の中山和典次席は「緊急時で通報を迷った時はためらわず一一〇番してほしい。一方で、生活の安全や不安に関することは、事件などの初期対応が遅れる可能性もあるため『#9110』の警察相談専用電話や最寄りの警察署への相談をお願いしたい」と話している。

◆アストライア・谷山投手 一日通信指令課長に

模擬110番の受理体験をする谷山投手(右)と今井捕手=県警本部で

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 県警はこの日、女子プロ野球チーム・埼玉アストライアの谷山莉奈投手(26)=草加市出身=に一日通信指令課長を委嘱した。谷山投手は、チームメートの海老悠(はるか)投手(21)、今井志穂捕手(23)とともに模擬一一〇番の受理を体験。チラシを配るなどして、適切な通報への注意を促した

 谷山投手は「安全で安心して暮らせる街づくりのために本日も頑張ってください」と課員を激励。模擬一一〇番の受理体験では、「強盗事件があった」との通報を受け、詳細を書き留めるなどした。

 三人は、県警PRセンターの来庁者に一一〇番通報の適正利用を訴えるチラシなどを配布。「気を付けてくださいね」などと声を掛けていた。

 間違いやいたずらの通報が増えていることについて、谷山投手は「本当に必要な電話を最優先してもらえば、もっといい埼玉になると思う」と話した。

◆「不審者だ!」対応学ぶ 吉川の関小

校舎内に不審者が侵入したとの想定で実施された訓練=吉川市立関小学校で

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 吉川市立関小学校は、校内への不審者侵入を想定した一一〇番通報と避難訓練を実施した。吉川署と吉川松伏消防組合が協力。教職員や児童らが、緊急時の対応を学んだ。

 訓練は、不審者が校舎内に入ってきたとの想定で進め、男の侵入を教頭が確認すると、別の教諭が一一〇番するとともに放送で児童に知らせた。その後、各学級の担任教諭が教室の入り口の扉の前に机を置いてバリケードに。教頭と教諭らが刺股で男の動きを封じ込め、駆け付けた警察官が取り押さえた。

 訓練後、関本由美校長は「いかに早く、警察と子どもたちに事案の内容を知らせるかという課題が分かった。今後も警察などから指導を仰ぎ訓練したい」と話した。

 

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