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【生活図鑑】

定年後の資産活用 宅地担保に生活資金確保(No.156)

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 年金だけでは不安な定年後の暮らし。長年にわたり積み上げてきた家計の資産を活用し、安定した生活資金を確保する方法に関心が集まっています。リバースモーゲージを中心に資産を担保にお金を借りる方法や留意点を調べてみました。

 家計資産の大半を占める持ち家(主に宅地)を担保にお金を借りるリバースモーゲージに関心が集まっています。自宅を担保にして借りたお金を少しずつ返済し、残高が毎年減っていくのが住宅ローン。リバースモーゲージは自宅を担保にして少しずつお金を借りていく方法で、残高が毎年増えていきます。

 原則として契約期間中は、元金はもとより利子の返済も必要なく、担保の持ち家に住み続けることができます。契約者の死亡など契約終了時に担保不動産を売却し一括返済するのが基本です。高齢者は、持ち家に住み続けながら老後の生活資金確保に役立ちます。

●担保は「土地」のみ

 リバースモーゲージは、公的プランと民間プランに大別されます。都道府県の社会福祉協議会などが実施主体となる公的プランは、福祉的側面が強く所得の低い高齢者世帯が主な対象。金融機関や住宅メーカーが手がける民間プランは、中・高所得者層向けの融資サービスです。担保となる不動産は、一部を除いて公的、民間ともに「一戸建て」が原則。評価対象は「土地」のみで、建物が対象になることはほとんどありません(表参照)。

 一方、リバースモーゲージには、三つの大きなリスクがあります。一つ目は、地価の下落に連動して融資限度額も下がる「担保割れリスク」。二つ目は、金利上昇に伴い融資額が目減りする「金利リスク」。三つ目は、融資限度額に達した後、融資なし生活が続く「長生きリスク」です。

●家族の理解が重要

 また、マンションはリバースモーゲージの対象にはなりません。さらに子どもなど推定相続人の中から保証人を選ぶ必要があります。こうした点が普及のネックとされています。遺産相続でのトラブルを防ぐために、利用前に家族で十分話し合うことが重要です。

 これ以外に郵便貯金、銀行の定期預金や生命保険など、金融資産を担保にお金を借りる方法もあります。急な手術や入院などいざというときに、貯金や保険を解約せず資金を用意できる方法を調べることも大切です。

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