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【生活図鑑】

消費者物価指数 「生活必需品」の値上がり顕著(No.209)

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 エネルギー関連や食料品の値上げが広がっています。2008年3月の全国消費者物価指数(生活食品は除く)は100.8で前年同月比1.2%アップ、上昇幅は1993年8月に並ぶ14年7ヵ月ぶりの高水準。しかも購入頻繁が高い生活必需品ほど上昇幅が大きく、庶民の生活を圧迫しています。

 消費者は日々、さまざまな商品を購入しています。多種多様な商品価格の変化を総合して、平均的な物価の動きを見るのが消費者物価指数です。

●年金給付などの指標

 では、どのようにして価格を調べるのでしょうか。対象品目は、持ち家から家賃相当額のサービスを購入しているとみなす帰属家賃を含め五百八十五品目です。毎月二十一万点以上の価格を調べています。価格変動を迅速に反映させるため、品目も見直します。

 全国に七百五十人いる調査員が、店舗などを訪問して調べるほか、都道府県や総務省でも独自に調査します。

 調査地点は、政令指定都市、県庁所在地や人口五万人以上の都市など百六十七の市町村。東京都区部は、先行指標として全国集計より一カ月早く消費者物価指数が公表されます。

 こうして集めた価格のデータを、基準時の二〇〇五年当時の価格と対比して指数化。さらに家計の消費支出に占める各品目の割合(ウエート)を算出し、これに基づき加重平均するなどの計算を経て、消費者物価の全国総合指数、地域別や品目別の指数が出てきます。

 予算編成など政府の経済政策、地方自治体の経済運営、金利などの金融政策、年金や児童手当の給付などを定める際の重要な指標になります。

●14年ぶりの大幅上昇

 〇八年三月の全国消費者物価指数(生鮮食品除く、〇五年=一〇〇、総合)は一〇〇・八で、前年同月比1・2%上昇し六カ月連続のプラス。上昇幅は、消費税率アップ分がかさ上げされた期間を除けば、一九九三年八月に並ぶ十四年七カ月ぶりの高水準でした。

 内容を分析すると、頻繁に購入したり、月に一回程度購入する品目は、同3・2%アップ。スパゲティ、チーズなどは20%以上の大幅上昇です。

 逆に、高額商品で購入回数が少なく、次々に新商品が投入されるノート型パソコン、薄型テレビなどは20%以上下落しています。

 生鮮食品を除く四月の総合指数は一〇〇・八で前年同月比0・9%上昇、七カ月連続のプラス。揮発油税などの暫定税率失効でガソリンは一時的に値下がりしましたが、食品などの値上げが影響しました。物価高の基調は変わっていません。

 政府は、国民の暮らし向きの安定に向け、本格的な物価対策に取り組む時期です。

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