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【生活図鑑】

中古車購入の留意点 「試乗」で隅々までチェックを(No.215)

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 止まらないガソリン価格の高騰。車は燃費や性能の良い新車がいいと思いつつも、実際には中古車で購入という人は少なくありません。新車と違い1台ごとに品質、価格が異なる中古車。四輪車を中心に中古車購入の留意点を調べてみました。

●トラブル相談年6千件

 新車であれば、その品質や価格は、カタログや展示車などで容易に把握できます。しかし、商品自体が千差万別な中古車は、消費者にとって品質の良しあしの判断が難しく、購入後のトラブルが絶えません。全国の消費生活センター等に寄せられた中古車に関するトラブルの相談件数は年間六千件を超えています。

 トラブルに遭うことなく購入するために、大切なのは店選びです。中古車選びは店選びともいわれ、「良い店」に出合えれば、トラブルはほぼ回避された、と言っても過言ではありません。

 良い店選びのポイントは、展示場があり展示車や展示場がきちんと手入れ、清掃されていることが挙げられますが、重要なのは、メーカー、新車や中古車などの販売店が会員となっている自動車公正取引協議会(自動車公取協)に加盟しているかどうかです。

 公正取引委員会(公取委)の監督下にある自動車公取協では、中古車を含む自動車の販売に関する業界の自主ルール「自動車公正競争規約」を定め、店頭展示車のプライスボードや新聞、チラシ、インターネット等の広告の表示方法から不当表示の禁止などを細かく規定しています。

 自動車公取協加盟店で購入後、トラブルが発生した場合でも、この規約によって最小限の被害で問題を解決できる可能性は高くなります。

 非加盟店にこの規約は適用されませんが、公取委は、景品表示法に基づき不当表示などに目を光らせています。

 次に大切なのは、フロントガラスに掲示されている「プライスボード」です。ボードには価格以外に、その中古車の品質等に関する重要情報が、多数表示されています。表示と実際の車両との間に相違があった場合、禁止されている不当表示の証拠にもなります。

 展示車両を隅々まで見ることも怠ってはなりません。注意して見れば確認できる傷や汚れについては、購入後に販売店へクレームをつけることはできません。さらに、試乗することも大切です。少しでも不具合や気になることがあれば慎重に考えた方がよいでしょう。

●必ず約款熟読して

 中古車といえども決して安い買い物ではありません。契約前には、必ず約款などを熟読し、納得した上で契約を結ぶことは基本です。また、通信販売やネットオークションなど自分の目で車両を確認できない購入方法は、トラブルに遭わないためにも、避けるのが賢明かもしれません。

 問題が起きたときは消費生活センターなどへ相談することが大切です。

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