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【生活図鑑】

ペットにまつわるトラブル 「家族の一員」生涯飼育が大原則(No.219)

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 今や家族の一員といわれるペット。中でも犬と猫に人気が集まっています。共に暮らす際の大原則は、生涯飼育です。しかし、購入時のトラブルに加え、ペットの命を軽視する無責任な飼い主や、しつけなどモラルの欠如が問題になっています。ペットにまつわるトラブルを調べてみました。

 ペットフード工業会によると、二〇〇七年時点で全世帯の約四割が何らかのペットを飼っています。種類別に見ると、群を抜いて多いのは犬と猫。犬千二百五十二万匹、猫千十八万匹が「家族の一員」として飼われています。

●取扱業者に登録制

 ペットショップやブリーダーから購入するのが一般的ですが、保健所や動物保護施設などで、飼えなくなったり飼い主不明で保護されたペットを譲ってもらえるケースもあります。中には、数十万円もする高価な例も珍しくなく、販売業者などとのトラブルも絶えません。

 国民生活センターに寄せられる相談件数は、〇七年度で二千六百件を超えました。トラブルを未然に防ぐためにも、販売業者などを慎重に選ぶことが大切です。

 ペット販売などを行う動物取扱業者は、動物愛護管理法に基づき都道府県等に登録しなければなりません。また、販売時には飼育方法や病気の有無等を記載した書面を消費者に交付する義務などが定められています。登録業者であれば、登録番号や営業の種類、登録期限等を記した標識が店内に提示されているはずです。店舗内の清掃や衛生状態も優良業者であるか否かの大きな判断材料となります。

●遺棄・虐待に罰則

 一方、飼い主のモラル欠如によるトラブルも多発しています。ふん尿や放し飼い、近隣から迷惑がられる鳴き声などです。飼い主の勝手な都合で捨てられるペットも後を絶ちません。〇六年度に保健所等に引き取られた犬・猫は三十七万匹以上。そのうち約三十四万匹が殺処分されました。元の飼い主らはどう思っているのでしょうか。

 動物愛護管理法では、飼い主の責務も定めています。飼い主は、ペットの種類や習性等に応じて、健康と安全を確保するよう努め、人に危害を加えたり、迷惑を及ぼすことのないように努めなければなりません。遺棄・虐待した場合は罰則があります。

 ペットを飼うにあたって、まず注意すべきことは、住環境や経済的負担等も含め生涯飼育できるかを十分に考えることです。ペットを飼っていない約六割の世帯から、飼い主のモラルやマナーが問われていることを常に忘れてはなりません。

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