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【生活図鑑】

クレジット付帯海外旅行保険(No.288) 適用条件や補償内容の把握を

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 多くのクレジットカードに海外旅行保険サービスが付いています。しかし、利用方法や補填内容などを知っているという人はそれほどいません。海外旅行の際に知っておきたい、その詳細や注意点を調べてみました。

 クレジットカードの発行枚数は三億枚を超えました。財布の中にクレジットカードが十枚以上入っているという人も珍しくありません。その多くに海外旅行(傷害)保険が付帯しています。

 海外旅行保険とは、海外旅行中のけがや病気による死亡・治療費用等のほか、誤って他人にけがをさせたり、物品を壊してしまったときの賠償責任などを補償する保険です。

 海外では、救急車が有料だったり、治療費が驚くほど高額だったりします。また、日本国内では問題にならないようなことで高額な損害賠償を請求されるケースも珍しくありません。そのような海外での緊急事態に対応するのが海外旅行保険です。

 損害保険料率算出機構によると、二〇〇八年に海外旅行保険(携行品損害は除く)を契約したのは約五百五十四万人、うち保険金が支払われた被害者数は延べ十七万六千件でした。契約者の三十三人に一人が、傷害、疾病、死亡などの被害にあった計算になります。

●主要項目を補償

 市販の海外旅行保険は渡航先や期間、補償項目、額などで保険料が違ってきます。例えば、ハワイ六日間の相場は二千五百円から四千五百円。家族四人ならば一万円以上の負担になる場合もあります。負担を減らす助けになるのが、クレジットカードに付帯する海外旅行保険です。

 付帯保険は、カード所有者が保険料を支払うわけではありません。そのため、おまけのようにも見えますが、大手損害保険会社などが引き受け、最低限の補償をカバーしています。

 補償は、傷害による死亡・後遺障害、傷害・疾病治療、賠償責任など主要項目が付帯しています。補償額は、傷害による死亡・後遺障害で最高二千万円前後が多く、実際に必要となる治療費用などの補償額は五十万円から二百万円程度です。カードの種類によって補償額が違う場合もあります。

 付帯保険で知っておきたいのは、死亡・後遺障害以外の補償額は合算されることです。例えば、クレジットカードを五枚所有し、それぞれに治療費用の補償額が上限二百万円だった場合、補償額は合算され、上限一千万円になります。

●サービスに差も

 付帯保険は、事前の申し込みなどの必要がないものがほとんどです。ただ、旅行費用の一部を事前にカードで支払うなど、適用条件がある場合もあります。

 また、カード付帯の保険の多くは、帰国後、かかった費用について領収書などを提示し、補償されるケースが基本となっています。一般の海外旅行保険では、現地の病院、輸送、通訳の手配から治療費の立て替えなども行ってくれるものが多くあります。こうしたサービスが、付帯保険では、カードによって受けられないケースもあります。

 規約などには必ず目を通し、適用条件の有無や補償内容などをしっかりと把握しておくことが必要です。

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