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【生活図鑑】

国民年金 保険料と割引制度(No.300) 前納で割り引き、負担を軽く

 デザイン・浅野裕作

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 自営業者らが支払う国民年金の保険料が、2010年度は大幅に上昇します。物価や賃金変動を加味したためで、不況の中、保険料支払いも大変です。保険料支払いには、一括払いなどで割り引かれる制度もあります。確実に保険料を納める意味からも、一度、納付や前納制度について確認しておきましょう。

 国民年金の保険料は毎月の定額払いです。〇四年の年金制度改正により、原則、毎年二百八十円ずつ上がり、一七年度に月額一万六千九百円になる予定です。

 一〇年度の基準額は月額一万四千九百八十円です。これに物価や賃金変動分を加味して調整され、実際の負担は月額一万五千百円。年間の負担は十八万一千二百円にもなります。〇九年度に比べ、年間五千二百八十円と例年にない上昇になりました。

●口座振替の「早割」も

 保険料負担を少しでも抑えたい場合、まとめて保険料を納める前納制度を利用すると、割り引かれます。前納制度は、四月から翌年三月までの一年分を納める方法です。四月から九月、十月から三月までの半年分を納める半年払いもあります。

 現金で一年分を前納すると三千二百二十円、半年分を前納すると七百四十円負担が軽くなります。また、現金で支払う場合のみ、年度末までならいつでも前納ができ、期間に応じた割引を受けられます。割引額は異なりますが、保険料の半額や四分の一など一部の払い込みが免除されている人も前納できます。

 口座振替の場合は現金支払い以上に割り引かれます。ただし新たな保険料が分かるのが一月で、一年分を前納する申し込みは二月で締め切られてしまいます。また、春以降で前納できるのは十月からの半年分です。前納のほか、月々の保険料を通常よりも一カ月早く口座振替で納める「早割」の制度もあります。

 もし、前納した期間中に会社員となって厚生年金に加入した場合はどうなるのでしょうか? 厚生年金に加入すると保険料は給与から引かれ、納付が不要になるため、その期間分は返金されます。

 しかし、前納したあとで所得が少なくなり、新たに保険料免除に該当した場合、払い戻しはなく、前納の期間が終わるまで免除にはなりません。このため、免除の趣旨から考え問題があるのではないか、との指摘もあります。

●年金を増やす方法も

 月額四百円の付加保険料を納めると、老齢基礎年金に付加年金が上乗せされます。年金額の大幅な増加にはつながりにくい制度ですが、気軽に始められる面もあります。付加保険料にも前納による割引があります。

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