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【スポーツ】

中日・井領がプロ1号 来季へ希望の芽

4回中日2死、井領が右越えに同点ソロを放つ=東京ドームで

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◇巨人5−1中日

 巨人がサヨナラ勝ちした。1−1の延長十回に2安打などで無死満塁とし、村田が右越えへサヨナラ満塁本塁打を放った。マイコラスは八回途中1失点と粘り、3番手の沢村が6勝目を挙げた。

 中日は再三の好機を逃して5連敗。

 ◇ 

 チームの最下位は決まっても、若手にとって試合が大切な場であることに変わりはない。結果を出せば実績になり、出せなければチャンスを失う。2年目の井領がバットで力をアピールした。

 四回の第2打席、確かな手応えを残した打球は右翼席へ飛び込んだ。「プロでは打っていないので、行ってくれ、と思った」。無我夢中の一打。伏線は第1打席にあった。

 マイコラスに手も足も出ず3球三振に倒れた。「全くタイミングが取れなかったので、早めに始動しようと思った」。意識の修正が、次の打席で結果につながった。

 開幕は1軍。3試合で2打席しか立てず、野手では最も早く2軍に落ちた。再昇格した6月にも3打席で登録を抹消された。「下半身の粘りがなかった」。自覚していた弱点を鍛え直し、9月13日に昇格した時には「強い打球が打てるようになった」と自信を宿していた。18日にプロ初安打。この日の本塁打で成長を証明した。

 小熊が粘り強く投げ、祖父江ら中継ぎ陣も走者を出しながら無失点でしのいだ。井領は「必死。とにかく必死でしかないので」と同じ言葉を繰り返した。一つのプレーにかける懸命さが成長を促す。敗戦の中に、来季へつながる希望の芽が息づいている。 (海老名徳馬)

 

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