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【スポーツ】

ジャンプW杯 葛西2位「まさか表彰台に」 44歳、最年長更新

ノルディックスキーW杯ジャンプ個人第24戦で2位となり、表彰台で笑顔の葛西紀明=ビケルスンで(共同)

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 【ビケルスン(ノルウェー)=共同】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は19日、当地でフライングヒルによる個人第24戦(ヒルサイズ=HS225メートル)が行われ、葛西紀明(土屋ホーム)が239・5メートル、241・5メートルの合計448・0点で2位に入った。昨年3月以来の表彰台で、自身のW杯最年長記録を44歳9カ月に更新した。

 葛西が2回目を飛ぶ直前、スタート位置が一つ下げられた。「ああなると不安な気持ちが出てくる。もうマイナスのイメージばっかり」との予感通り、飛び出しは低かった。だが、落ちずにぐんぐん伸びた。自己最高を1メートル更新し、テレマークも決めた。「中盤からすごい風が来て、どんどん地面から離れていった。あんな感覚は初めて」と自分でも驚く大ジャンプだった。

 今季は不調に苦しんだ。W杯はここまで10位が最高。「このジャンプでいいのかなという不安は本当にあった」と打ち明ける。飛べない原因を道具やスーツのせいにしたこともあった。それでも、取り組む姿勢はぶれなかった。シーズンを通して戦えるようにと夏場から走り込み、遠征中も毎朝のランニングを欠かさなかった。

 強風で試合が遅れそうな時は、宿舎からの出発をぎりぎりまで遅らせ、会場で長時間待たされるストレスを減らす工夫もした。シーズン最終盤にきても「全然疲れを感じていない」と表情には余裕すら漂う。

 1回目の3位から2回目に失速した個人総合首位のシュテファン・クラフト(オーストリア)らを上回っての2位で、自身の表彰台記録を塗り替えた。「まさか表彰台に立てるとは。信じられない」。大ベテランは何度もガッツポーズを繰り返した。

 

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