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【スポーツ】

荒木、勝利もぎ取るヘッド 2000安打へ残り12本

8回中日1死、荒木が左中間に二塁打を放ちヘッドスライディング=甲子園で

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◇中日2−1阪神

 中日が競り勝って連敗を3で止めた。五回に追い付くと、八回に荒木、平田の連続二塁打で勝ち越した。ジョーダンは3勝目。阪神は二回以降、得点を奪えなかった。メッセンジャーは初黒星を喫した。

 ◇ 

 ヒーローインタビューには右越えの決勝二塁打を放った平田が呼ばれた。しかし、連敗を止めた立役者が誰かは、誰もが分かっていた。「(自分の)打球にも荒木さんの気持ちが伝わったと思う」と平田。森監督は「荒木で勝ったんだよ。いいムードをつくってくれた」とたたえた。

 同点の八回1死、メッセンジャーの直球をとらえた打球は、左中間を破るほどではなかったが迷わず一塁を蹴り、ヘッドスライディング。今季初の長打となる二塁打で、平田の決勝打を呼び込んだ。

 誰よりも勝利に飢えていた。3連敗した17日の試合後、報道陣の質問に、長い沈黙の後でまず発したのは「勝とうぜ」。1軍の野手では、黄金時代を通じて主力を張った唯一の男にとって、最下位に沈む現状が悔しかった。

 決意も口にしていた。「できることをやらないと。自分なりに何ができるのかを考えてやらないといけない」。一夜明けたこの日は随所にその思いが表れていた。三回に右前打でチャンスを広げ、五回も右前打。三ツ間や田嶋が四球を与えるとすかさずマウンドに足を運び、声を掛けた。

 2000安打までは残り12本。それでも「自分のことはまだ全然考えられない」と言い切った。「先が長いから。ズルズルいくわけにはいかない」。39歳がチームの先頭に立つ。 

  (高橋雅人)

 

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