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【スポーツ】

村田「倒して勝つ」 あすボクシング・トリプル世界戦

ベルトを手に笑顔で記念撮影する村田諒太(左)と王者のアッサン・エンダム=東京都千代田区のホテルグランドパレスで

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 トリプル世界戦(20日・有明コロシアム)の調印式と記者会見が18日、東京都内で行われ、世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王座決定戦を闘う同級2位で2012年ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)は「プレッシャーはあると言えばあるが、この試合が楽しみ。倒して勝つ」とKOでの王座獲得を宣言した。

 初の世界戦で同級1位アッサン・エンダム(フランス)と対戦する。報道陣ら約150人が集まった会見では、チャンピオンベルトを挟んで両者が笑顔で見つめ合う場面もあった。五輪メダリストがプロの世界王者になれば日本選手初。31歳の村田は「素晴らしい選手と闘える。当てれば倒せる」と笑顔を交えて話し、元世界王者のエンダムは「私には経験がある。勝つのは私」と語った。

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級で王者フアン・エルナンデス(メキシコ)に挑む同級1位の21歳、比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)は「足を使うボクシングをしてくるので、つかまえないと王者になれない。絶対倒す」と意気盛ん。WBCライトフライ級王者のガニガン・ロペス(メキシコ)と闘う同級4位の25歳、拳四朗(BMB)は「気負いはない。圧勝したい」と初挑戦にも冷静だった。

◆ミドル級 日本人に難関 元東洋太平洋王者・佐藤幸治さんに聞く

 ミドル級(72・5キロ以下)は世界的に選手層が厚く、ヘビー級と並ぶ人気階級。アマチュア時代に村田と対戦経験(1回KO勝利)があり、2009年4月、世界王座に挑んだ元東洋太平洋王者の佐藤幸治さん(36)に当時の様子と今回の試合について聞いた。(森合正範)

 私はアマで130戦以上、プロでは全勝(14勝13KO)で世界戦に臨んだ。自信を持っていたが、世界王者は別格だった。ジャブが速くて見えない。パワーもある。

 試合が始まるとすぐに「これが本物か…」と思い知った。感覚的には過去の対戦相手と比べて3倍も4倍も強い。同じボクシングでも、ミドル級のトップは住む世界が違う。7回TKO負け。完敗だった。

 村田選手と対戦するエンダム選手の映像を見ると、スピードがあり、フットワークもいい。元世界王者で、まさに本物。村田選手も試合が始まって驚くのではないか。これまでプロで対戦してきた相手とは比較にならないだろう。

 ミドル級は花形階級で、多くのボクサーがそこを目指してウエートを上げ下げしている。選手の層が厚く、米国で練習したときには、強い選手がゴロゴロしていた。

 私はドイツでアウェーの世界戦だったが、村田選手はホーム。普段通りの準備ができるし、五輪で金メダルをとったように勝負強さもある。厳しい闘いになると思うが、勝ってボクシング界を盛り上げてほしい。

◆22年ぶり王者なるか

 日本人ボクサーのミドル級世界戦は過去6試合しかなく、王座に挑戦することさえ難しい。過去1勝5敗で、5敗はいずれもKO負け。国内開催は15年ぶり。村田が勝てば竹原慎二以来、22年ぶりの王者になる。

 ミドル級には、全階級を通じて最強の呼び声が高いゴロフキン(カザフスタン)や実力者のアルバレス(メキシコ)ら強豪がひしめく。

 

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