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【スポーツ】

サニブラウン7位 男子200決勝 右太もも悲鳴、後半失速

男子200メートル決勝ゴール後、座り込んで悔しそうな表情のサニブラウン・ハキーム=ロンドンで(共同)

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 【ロンドン=共同】世界選手権第7日は10日、当地で行われ、男子200メートル決勝に史上最年少で進出した18歳のサニブラウン・ハキーム(東京陸協)は20秒63で7位だった。日本勢で2003年大会銅メダルの末続慎吾以来の表彰台はならなかった。

 ラミル・グリエフが20秒09でトルコ勢の大会史上初の金メダルに輝き、400メートルとの2冠を狙ったウェード・ファンニーケルク(南アフリカ)は0秒02差の2位だった。

 女子5000メートル予選で鍋島莉奈は15分11秒83の2組9着、鈴木亜由子(ともに日本郵政グループ)は15分24秒86の1組14着で共に落選。男子やり投げの新井涼平(スズキ浜松AC)は77メートル38で予選落ちした。

 男子三段跳びはクリスチャン・テーラー(米国)が17メートル68で2連覇し、女子400メートル障害はコリ・カーター(米国)が53秒07で初優勝した。

 世界の舞台でメダルに届かなかったことを、心の底から悔しがっていた。男子200メートルのレースを終えたサニブラウンはトラックに倒れ込み、しばらく座り込んでじっと動かない。「ここまで来ても、勝負できなきゃ全然面白くない」。決勝に残った喜びはみじんも見せなかった。

 決勝は自分以外のすべての選手が19秒台の記録を持っていた。それでもレース後の言葉が単なる強がりでないことは、前半の走りが証明している。スタートからぐんぐん加速し、コーナーを出るまで並みいる強豪をリード。「決勝のメンバーを見て、最初の100メートルで自分より速い選手はいないと思った」。積極的な走りで一瞬の強い輝きを放った。

 ところが後半の直線。大会中に痛めた右太もも裏が悲鳴を上げる。「ラスト100メートルは足が痛くて全然動かなかった」。著しく失速して7位でフィニッシュ。18歳の快進撃はひとまず幕を閉じた。

 100メートルは予選を2組1着で通過して準決勝に進出。そして200メートルは2003年大会で銅メダルに輝いた末続慎吾以来、同種目の日本勢で14年ぶりのファイナリストとなった。もともとメダルも狙える位置にいた末続に対し、ぎりぎり滑り込んだサニブラウン。状況は違えど、急激な成長ぶりは世界を驚かせた。

 歴史に名を刻んだ決勝の舞台も「緊張は全然しなかった」というが、特別な空気は感じ取った。「お客さんはたくさんいるし、歓声も大きい。この年で経験できて良かった」。3年後の東京五輪へ一つ階段を上った。 (佐藤航)

 

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