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【スポーツ】

薮田11勝 プロ初完封 「恩師」菅野に投げ勝った

巨人に完封勝利し、ガッツポーズの広島・薮田。手前は遊撃手田中=マツダで

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◇広島1−0巨人

 広島が連敗を3で止めた。薮田が力強い直球を軸に二回に西川のソロで挙げた1点を守り切り、プロ3年目での初完投を完封で飾って11勝目。巨人は菅野が7回1失点と踏ん張ったが、打線が4安打で3併殺打と抑え込まれた。

 「経験がない」という九回のマウンドに上がった広島の薮田。本拠地の大歓声に迎えられ「ちょっと黒田さんみたいだな」と感じたという。昨季限りで引退したその大先輩をほうふつさせる力投でプロ初完投初完封。チームトップの11勝目を挙げ、気持ち良さそうに大粒の汗をぬぐった。

 「良くなったり悪くなったりの繰り返し」と振り返ったようにピンチは何度もあった。150キロ超の直球を軸に安打は4本に抑えたが、四死球も4つ。お立ち台では「2桁安打打たれたような投球」と苦笑した。

 運も味方した。七回1死一塁。一塁へのけん制球は一塁手の手前で弾み、後方にそれたが、塁審の右肩付近に当たって走者は進塁できず。その直後に小林を遊ゴロ併殺打に仕留めた。

 味方の援護は西川のソロ本塁打による1点のみ。緊迫した展開にも「絶対に菅野さんより先にマウンドを降りない気持ちだった」。球宴では同僚の岡田と共に助言を請うた相手エースの投球に奮い立ち、9回119球を投げ抜いた。

 球界を代表する右腕との投げ合いを制し、「きょうは薮田に尽きる。自信にしていい」と緒方監督。首位を走るとはいえ、投手陣の台所事情は厳しい。106試合目にしてチーム一番乗りで完封を収め、疲労の色濃い救援陣を休ませた25歳に、指揮官は最敬礼だった。 (中川耕平)

 

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