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【スポーツ】

畑岡、40年ぶり連覇 日本女子OP 最年少3勝目「日本引っ張る」

最終18番、ウイニングパットを沈めて連覇を果たし、喜ぶ畑岡奈紗=我孫子GCで

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◇日本女子オープン選手権<最終日>

 (1日・千葉県我孫子GC=6706ヤード、パー72)

 首位から出た18歳の畑岡奈紗が8バーディー、1ボギーの65と伸ばし、通算20アンダーの268で2年連続優勝を果たした。1968年から4連覇、76年から2連覇した樋口久子以来、40年ぶりとなる史上2人目の連覇となった。

 前週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子から2週連続優勝とし、宮里藍の18歳360日を上回る史上最年少の18歳261日でツアー通算3勝目に到達。賞金2800万円と来季からの3年シードを獲得した。通算20アンダー、268ストロークはともに国内四大大会新記録で、2位の申(シン)ジエ(韓国)に8打の大差をつけた。

 通算11アンダーの3位にアマチュアの小倉彩愛(さえ=岡山操山高)が入る健闘で、さらに1打差の4位は鈴木愛だった。

    ◇

 畑岡は「攻めるゴルフ」を最後まで貫き通し、2位に8打差をつけて圧勝した。目標は通算20アンダー。3、4番の連続バーディーで通算15アンダーとして独走態勢を整えてからは、「最後まで20という数字を目標にした」と自分との闘いを意識した。

 11番で手前から10メートルをねじ込んで17アンダー。カウントダウンが始まった。13番で1メートルを決め、14番ではグリーンの傾斜を利用してボールをピン方向に戻し、その4メートルを沈めた。「王手」をかけて迎えた17番パー5。右ラフから残り30ヤードの3打目をピン右40センチにつけ、最後まで次元の違うゴルフを続けて目標を達成した。

 72ホールでの大会最少記録を8打も縮める268ストローク。大会連覇と2週連続優勝の同時達成は日本選手で初めて。大会連覇は史上2人目で40年前に達成した樋口久子は「昨年はラッキーもあったかもしれないが、今年は公言通りの20アンダーで優勝。公式戦での連勝、連覇は並大抵の選手ではできない」とコメントして偉業をたたえた。

 日本ツアー3勝目達成時の年齢が18歳261日で、2004年に達成した宮里藍の記録を99日も更新した。その宮里が今年限りで引退。畑岡は「これからは私たちの世代が日本を引っ張っていくべきなので、きょうの優勝は意義がある」と胸を張った。

 五輪で金メダルを獲得するために来年もレベルの高い米ツアーに挑戦する。「ショットやパットの精度を高めたい。課題はたくさんあります」。プロとして初のメジャー制覇が、本場での飛躍を目指す土台になる。 (安田栄治)

<はたおか・なさ> 母親の影響を受けて11歳でゴルフを始め、2015年から世界ジュニア選手権2連覇。日本ゴルフ協会のナショナルチームで活躍した。17歳だった16年秋に日本女子オープン選手権で史上最年少優勝を果たし、プロに転向。最終予選会を突破して今年は米ツアーに本格参戦した。名前は米航空宇宙局(NASA)に由来する。158センチ。茨城・ルネサンス高出。18歳。茨城県出身。

 

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