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【スポーツ】

「後継者」白井、万能型へ進化 体操世界選手権 暫定4位

白井健三の床運動

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 【モントリオール=共同】世界選手権第1日は2日、モントリオールで男子予選が行われ、内村航平(リンガーハット)が跳馬で左足首を痛めて途中棄権し、個人総合で7連覇を逃した。五輪と世界選手権を合わせた8年連続の世界一を含め、9年間続いた国内外での連勝記録が「40」で止まった。

 日本代表は3班で演技し、個人総合で白井健三(日体大)が6種目合計85・697点で暫定4位。前回2015年大会2位のマンリケ・ラルドゥエト(キューバ)が86・699点で首位、リオデジャネイロ五輪銀メダルのオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)が5位。3日の最終4班の結果で順位が確定する。

 上位8人(各国・地域最大2人)が決勝に進む種目別では白井が床運動と跳馬でトップ、安里圭亮(相好ク)が跳馬で3位、宮地秀享(茗渓ク)が鉄棒で6位、谷川航(順大)が平行棒で10位。亀山耕平(徳洲会)はあん馬で16位だった。個人総合、種目別の決勝は予選の得点を持ち越さない。

    ◇

 アクシデントが内村を襲った。7歳年上の絶対王者を慕い、その背中を追い掛けてきた21歳の白井。歯車が狂ってもおかしくない場面だったが「次代のエース」を目標に掲げる男は動じなかった。「僕は世界一(全6種目を)通して(練習して)いる自信がある。こんなもんじゃ、ぶれない」。予選で有力選手がほぼ出そろった3班までを終え、6種目合計でリオデジャネイロ五輪2位のベルニャエフを抜く4位に食い込んだ。

 跳馬は「シライ/キム・ヒフン(伸身ユルチェンコ3回ひねり)」の着地をぴたりと止めて15・233点、床運動はH難度の「シライ3(伸身リ・ジョンソン)」を含む圧巻の演技構成で15・766点をマークし、得意種目でライバルを圧倒した。平行棒では内村を上回る14・666点。初めて代表の座をつかんだ個人総合で、スペシャリストからオールラウンダーへの進化を見せつけた。

 4種目目の鉄棒。途中棄権の覚悟を固めた内村が、白井の肩をポンとたたいてから戦いの場を去った。「言葉なきメッセージ。全てをあれで伝えてくれた」と白井。受け継いだ思いを胸に、5日(日本時間6日午前)の個人総合決勝で内村が立ち続けてきた表彰台を狙う。 (共同)

 

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