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【スポーツ】

白井、「師匠」エース内村の背中追い続け

 表彰台に立った白井は「改めて大事な存在だと気付かされた」とある選手に対する感謝の思いを口にした。試合後にメダルを掛けてあげた相手は体操ニッポンのエース内村だった。

 白井は内村を時に「兄」、時に「師匠」と呼ぶ。2013年世界選手権で初代表に入ってからは身近な存在となった絶対王者の背中を追い続けた。床運動が得意なスペシャリストとして世界デビューした白井が「体操は6種目できてこそ」と理想を掲げるようになったことも内村の影響が大きい。

 予選で負傷して途中棄権した内村は白井の肩をたたいてフロアを去った。7連覇が消えた先輩から「言葉なきメッセージ」。決勝前には「お守りいる?」とユニホームにつけていたゼッケンを渡された。「航平さんが付いているから大丈夫と自分に言い聞かせ、そばにいるくらいの気持ちで試合をした」。託された思いに、最高の演技で応えた。

 今から10年前。当時小学生だった白井は基本練習の繰り返しで体操が嫌いになりかけていた。そんな時、練習拠点だった日体大の体育館で「そんなんじゃ、五輪には行けないぞ」と声を掛けてきたのが当時日体大1年の内村だった。競技人生の転換点で「金言」を授けてきた史上最強の選手とともに、2020年東京五輪を目指す歩みは続いていく。 (共同)

 

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