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【スポーツ】

多田、10秒22V 国体・陸上男子100

成年男子100メートル決勝10秒22で初優勝した多田修平=ニンジニアスタジアムで

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 国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」第8日は7日、松山市のニンジニアスタジアムなどで18競技が行われ、陸上100メートルの成年男子は多田修平(大阪・関学大)が10秒22で初優勝、同女子は名倉千晃(ちあき=三重・NTN)が11秒63で勝った。

 少年女子Bは御家瀬緑(みかせ・みどり=北海道・恵庭北高)が11秒83で制した。準決勝では大会新記録の11秒66をマーク、6日の同走り幅跳びと合わせて2種目を制覇した。

 相撲の少年は、大相撲の元横綱大鵬(故人)の孫で埼玉の納谷幸之介(埼玉栄高)が個人、団体の2冠に輝いた。

 特別競技の高校野球硬式は1回戦4試合があり、夏の全国選手権大会を制した花咲徳栄(埼玉)が仙台育英(宮城)を6−3で下した。選抜大会優勝の大阪桐蔭は地元愛媛の済美に6−4で逆転サヨナラ勝ちし、東海大菅生(東京)盛岡大付(岩手)とともに準々決勝へ駒を進めた。

◆痛み抱え圧勝にも悔しさ「タイム悪すぎ」

 トップでゴールを駆け抜けると、思わず苦笑いを浮かべた。「タイムもレース内容も悪すぎた。桐生さんが9秒台(9秒98)、山県さんが10秒00と良いタイムを出した後なので悔しい」。10秒22。得意のスタートで勢いはなく、中盤でもピッチが上がらない。現在の多田には物足りなかったのかもしれない。

 しかし、今季最後の100メートルで、あらためて地力の高さを証明した。シーズンの疲労が重なり、右膝裏と右足首に痛みが残るなど満身創痍(そうい)。その状態にもかかわらず、2位に0秒08差をつける圧勝だった。

 昨年まで全国的には無名のスプリンターだった。2月の米国合宿でスタートを改良すると、一気に記録が伸びる。6月には追い風参考ながら9秒94をマーク。世界選手権では準決勝に進出し、400メートルリレーでは銅メダルを獲得。自己ベストは10秒07を刻んだ。「去年の自分は世界を想像できなかった。正直、今の自分にビックリしている」

 身長1メートル76センチ、体重66キロ。世界と戦うには体の線が細い。「蹴る力がないので、冬場は筋力強化をして、ストライドを伸ばしたい。9秒台を出して、東京五輪ではメダルをとりたいですね」。飛躍のシーズンを終え、21歳はさらなる目標を見つめていた。 (森合正範)

 

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