東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

CSきょう開幕

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は14日にセ、パ両リーグのファーストステージ(3試合制)が開幕する。セは2位阪神と3位DeNAが甲子園球場、パは2位西武と3位楽天がメットライフドームで対戦する。13日は各チームが調整。予告先発はパのみが実施し、西武は菊池、楽天は則本と発表された。

◆ベイキラー 鳥谷快音

 レギュラーシーズンとは異なり、予告先発が実施されないセ・リーグのCS。ただ、両チームともにエース格が登板するのは間違いなく、どう打ち崩すかが勝敗の分かれ目になりそうだ。期待が懸かるのはそれぞれのチームの「顔」とも言える2人。阪神の鳥谷、DeNAの筒香だ。

 鳥谷は今季、史上50人目の通算2000安打を達成。36歳ながら全試合に出場し、打率はチームトップの2割9分3厘。年間を通じて不振だった昨季からの復調を印象づけた。DeNA戦に限れば、打率は3割3分3厘まで跳ね上がり、相手投手陣との相性もいい。CSでもシーズンで主に務めた6番を打つことが濃厚だ。

 この日のフリー打撃では広角にライナー性の打球を打ち分け、状態の良さを感じさせた。「普段通り、できることをしっかりやるだけ」。短い言葉に闘志をにじませたベテランは自然体で初戦に臨む。

◆4番筒香 勝利が一番

 一方、筒香は「勝てば何でもいい」ときっぱり。開幕前にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した今季は春先こそ低迷したが、終わってみれば28本塁打、94打点。シーズン最終盤には3番から再び4番に戻り、チームを2年連続のCS進出に導いた。

 打撃練習では重心の低い構えから快音を響かせ、ラミレス監督も「間違いなく4番でいく」と明言。ファイナルステージで広島に敗れた昨年の経験から「短期決戦はなかなかうまくいかないこともある。チーム全員の力で何とかしたい」と「全員野球」を掲げた筒香。主将として、その先頭に立って勝利をつかみに行く。 (中川耕平)

◆菊池 お得意様を警戒

 パの過去のCSは、ファースト、ファイナルともに初戦を取ったチームが必ず次のステージに進出している。勝てば圧倒的に有利になる。決戦の先発マウンドに立つ西武・菊池と楽天・則本は、エース対決への闘志をたぎらせた。

 初のCS登板にも菊池の表情は自信がみなぎっていた。今季は初のタイトルとなる最多勝と最優秀防御率の2冠を獲得。「(2段モーションなど)いろんなことがあったけど、乗り越えた。CSでも自信を持って投げ込みたい」。特に楽天戦は今季8戦全勝、防御率0・82とほぼ完璧に封じた。辻監督は「いつも通り投げてくれれば大丈夫」と太鼓判を押す。

 それでも何が起きるか分からない短期決戦だけに、警戒は怠らない。「同じ打者と30回ぐらい対戦しているので、傾向が出ていると思う。そこは工夫しながら投げる」と菊池。そして相手の則本について「先制点をもらうとギアを上げるタイプ。先に点を与えないよう粘り強く投げたい」とプライドをにじませた。

◆則本 必勝へ粘投誓う

 一方の則本は、今季の西武戦は1勝2敗、防御率5・76と苦しんだ。打線の大量援護は望めないだけに、踏ん張りが期待される則本は「西武打線には怖さもあるが、しっかり攻めていきたい。泥くさくてもへたくそでもいいから、チームが勝つことだけを考える。回の先頭打者はしっかり抑える」と話した。

 CSは新人だった2013年以来。今回はエースとして迎える。「チーム一丸となって、菊池君から勝ちをもぎ取りたい」。梨田監督も「下から行くので怖い物はない。胸を借りるつもりで思い切っていく」と“下克上”へ総力戦で臨む。 (牧田幸夫)

◆悪天候続けば打ち切りも

 セ・リーグのCSファーストステージは悪天候で複数の試合が中止になった場合、途中で打ち切られる可能性がある。予備日1日のみのためで、勝敗が同じ場合は2位阪神がファイナルステージへ進出。1試合も消化できなかった場合も阪神が勝ち上がる。

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報