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【スポーツ】

福留V弾 トラ先勝 第1S開幕

6回無死一塁、先制2ランを放ち右手を上げる阪神・福留=甲子園球場で

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 クライマックスシリーズ(CS)は14日、セ、パ両リーグのファーストステージ(3試合制)が開幕し、セはレギュラーシーズン2位阪神が3位DeNAに2−0で快勝した。パは2位の西武が3位の楽天に10−0で大勝した。15日の第2戦で阪神と西武は勝つか引き分ければファイナルステージ進出が決まる。阪神は3年ぶり、西武は6年ぶりの突破となる。

◇セ・リーグCS<ファーストステージ> 阪神2−0DeNA

 序盤から投手戦となったが、阪神が六回に糸井の安打で初めて先頭打者を出し、続く福留の2ランで均衡を破った。メッセンジャーは6回を3安打無四球と盤石の内容。追加点は奪えなかったが、自慢の救援陣が無失点でリレーした。

 DeNAは五回無死一塁での三振併殺が痛恨。得点圏に唯一走者を進めた八回2死二、三塁では桑原が三振に倒れた。

     ◇

 試合を決めたのは阪神・金本監督がCSのキーマンに挙げた主砲の一振りだった。0−0の六回無死一塁。バックスクリーン右へと放物線を描いた打球を見つめ、福留は高々と右手を突き上げた。「打った瞬間いったと思った。最高の気分」。ファイナルステージ進出に王手をかける決勝2ランに喜びをかみしめた。

 この場面、打席に向かう福留は3年前の記憶をたどっていた。「2014年も確か六回に打ったな」。14年10月11日、甲子園。広島を迎えてのCSファーストステージ第1戦で、スコアも同じ0−0だった。当時の結果はバックスクリーンへの決勝ソロ。「価値ある一発だったから、覚えていた」という。

 相手こそ違えど3年の時を経て、偶然にも整ったほぼ同じ状況の舞台。40歳となったベテランは変わらぬ高い技術で、DeNAの井納が投じた低めの直球を完璧に捉えた。

 「メッセンジャーも頑張っていた。何とかしたいと僕だけじゃなく野手全員が思っていた」。そのエースは右腓骨(ひこつ)の骨折から復帰後、中3日での先発で6回無失点。負傷後に目標としていたマウンドで、チームのために力投する姿に主将として応えないわけにはいかなかった。

 普段から「コンディションさえ良ければ、やってくれる」と話す指揮官も「さすがドメさん」。目尻を下げ、改めて厚い信頼を口にした。

 偶然の一致はもう一つ。3年前の先発もメッセンジャーだった。投打の柱の活躍で1−0でその試合を制した14年、当時もレギュラーシーズン2位だったチームは日本シリーズまで進んだ。「再現」はまだ続くか。 (中川耕平)

 

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