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【スポーツ】

泥まみれベイ雪辱 筒香七回千金勝ち越し打

7回無死一、三塁、右前にタイムリーを放つDeNA筒香=甲子園球場で

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 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)は15日、セ、パ両リーグともに第2戦が行われ、セはレギュラーシーズン3位のDeNAが2位阪神に13−6で勝ち、パは3位楽天が2位西武に4−1で快勝して、ともに対戦成績を1勝1敗とした。

 セ、パともに16日の最終第3戦でファイナルステージ進出を懸けて戦い、2位の阪神と西武は引き分けでも進出が決まる。パの第3戦の先発投手は西武が野上、楽天が美馬と発表された。

 DeNAは4−4の七回、筒香の適時打や乙坂の3ランなど7安打を集めて6点を奪った。

 楽天は一回に茂木が先頭打者本塁打を放って1点を先制。二回には枡田の適時二塁打と嶋のスクイズで2点を加えた。岸が七回途中無失点で勝利を引き寄せた。

 ファイナルステージはセ、パともに18日に始まる。リーグ優勝の広島とソフトバンクが1勝のアドバンテージを持ち、6試合制で日本シリーズ進出を争う。

◇セ・リーグCS<ファーストステージ> DeNA13−6阪神

 DeNAが21安打13得点で打ち勝った。五回にロペスの犠飛と宮崎の適時打で逆転。追い付かれた直後の七回は筒香の勝ち越し打、代打乙坂の3ランなど打者一巡で6点と畳み掛けた。雨でぬかるんだグラウンド状態も味方に付けた。阪神は大山のソロなどで三回までに2度リードしたが、四回から早めの継投が裏目となり、七回は桑原がつかまった。

 雨でぬかるんだグラウンドも関係ない。地をはうような鋭い打球は失速することなく一、二塁間を破った。同点の七回、勝ち越し打を放ったDeNAの筒香の言葉に自信がみなぎった。「みんなが勝つためだけにプレーできた」。前日に零封負けを喫した打線が息を吹き返し、21安打13得点。快勝でファイナルステージ進出へ望みをつないだ。

 主軸が底力を見せつけたのは、4−4で迎えた七回無死一、三塁だった。梶谷、ロペスが築いた絶好機に「自分がかえすしかない」。阪神の5番手、桑原の初球を引っ張ると、打球は水しぶきを上げて一瞬で右前へ達した。

 序盤から一進一退を繰り返した試合の流れが、この一打でDeNAに傾き始める。その後、1死一、三塁で代打乙坂は左翼ポール際へ3ラン。「打った瞬間はどこに飛んだか分からなかった」と目を丸くした伏兵の一発などで、この回打者10人の猛攻で6得点。ラミレス監督も「大きなイニングだった」と振り返ったように、大勢は決した。

 引き分けでもCS敗退が決まる土俵際。試合開始は雨の影響で予定より約1時間遅れた。悪条件の中での一戦となったが、「コンディションは相手も一緒」と筒香。五回に右前打を放った第3打席では、頭部付近のボール球を避けた際に転倒したが「向こうも必死。こっちも本気」。冷静さを失わず、4安打2打点と4番の重責を果たした。

 勝敗を五分に戻したとはいえ、第3戦も勝たなければシーズンが終わる状況に変わりはない。「勝って広島行きを決める」。そう力を込めた主将の頭にあるのは「下克上」の3文字だけだ。 (中川耕平)

 

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