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【スポーツ】

窮地楽天 岸救った 古巣に乗り込みレオ一蹴

7回途中無失点の好投で勝利投手となった楽天・岸=メットライフドームで

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◇パ・リーグCS<ファーストステージ> 楽天4−1西武

 楽天は投打がかみ合った。一回に茂木の先頭打者本塁打で先制。二回は枡田の適時二塁打と嶋のスクイズで2点を奪い、七回には茂木の適時内野安打で1点を加えた。岸は球威、制球ともに良く6回1/3を投げて3安打無失点。最後は松井裕がしのいだ。

 西武は一回無死二塁の好機を生かせず、八回に1点を返すのが精いっぱいだった。

 容赦のないアウェーの洗礼をものともせず、楽天の岸が瀬戸際でチームを救った。古巣相手に七回途中まで3安打無失点の快投。「強力打線相手にしっかりと力勝負ができた。絶対に負けられない思いだった」。10年間在籍した西武ファンの前で、「楽天の岸」を強烈に印象付けた。

 レギュラーシーズン中、メットライフドームでの登板は7回2失点で勝利投手となった5月7日の一度だけ。この古巣との初対決の時と同じように、異様な大ブーイングの中でマウンドへ上がった。

 立ち上がり。いきなり先頭の秋山に二塁打を許したものの、ここから冷静だった。1死を取ると、浅村を胸元への直球で詰まらせ一邪飛に。山川には直球を見せ球にして、最後は切れのあるカーブで空振り三振を奪った。

 与田投手コーチは「一回をしのいでスイスイとリズムに乗った。真っすぐが特に良かった」。6回1/3、102球で降板したが、無四球、奪った三振は納得のいく8個。敵将の辻監督は「打てなかったということは、岸が良かったということ。高めの球は伸びていた」と打つ手がなかった。

 移籍1年目の今季は、7月下旬から黒星が続き、8勝10敗と貯金をつくれなかった。それだけに、今回のCSには「ここで勝たなくては」という思いが強い。梨田監督も「もう後がないところで勝ってくれた」とひと息ついた。

 試合中のブーイングを「よく聞こえましたよ」と淡々と受け止めた岸。お立ち台では、球場内がざわつく中、「(ファイナルステージ開催の)福岡へ行きましょう」と楽天ファンに向かって声を張り上げた。 (牧田幸夫)

 

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