東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

慶大、古豪復活へ底上げ 駅伝 科学データ活用し練習法模索

さらなる上位を目指し気合を入れる根岸祐太(前列左端)ら慶大の選手=東京・国営昭和記念公園で

写真

 第1回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)の出場4校の一角だった慶大が、古豪復活を目指す計画を進めている。箱根から20年以上遠ざかるチームを強化すべく、スポーツ科学の知見なども取り入れて底上げを図る。 (佐藤航)

 14日に行われた箱根駅伝予選会。49校の選手が一斉に20キロを走り、各校上位10人の合計タイムを競った。10位まで本戦に進む中、慶大は前年より一つだけ上げて27位だったが、エース根岸祐太(3年)は572人中76位と健闘。本戦に出ない大学の選手たちで箱根に挑む学連選抜入りを引き寄せ、「練習の質を高めた成果が出た」と振り返った。

 慶大は早大、明大、東京高等師範学校(現筑波大)と並ぶ1920年の第1回出場校だが、スポーツ推薦を取らない方針もあって近年は低迷。94年を最後に本戦に出場できていない。2017年の競走部創部100周年を機に、医学などの研究部門を巻き込んだプロジェクトを16年末に発足。13年に箱根を制した日体大を指導した保科光作氏をコーチに迎えた。

 着手したのは、強化の基礎となるデータの蓄積だった。練習前後の心拍数の変化に加え、寝ている時の寝返りの数などを記録して睡眠の質もチェック。さまざまな角度から選手の状態を把握し、効果的な練習法を模索してきた。

 走力アップも不可欠だった。保科コーチから見ると、慶大は「高校の全国駅伝でも厳しいレベル」。練習メニューを見直し、夏場の走り込みを強化。8月は前年より400キロ増の1000キロ超を走った根岸が、9月の記録会で1万メートルの自己新を出すなど、徐々に結果が出始めている。

 プロジェクト開始から10カ月。箱根への道のりはまだ遠い。保科コーチは「5年で本戦への道筋をつけたい」と先を見据えた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報