東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

攻守に嶋、楽天連勝 気迫V打にこん身リード

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)は19日、セ、パ両リーグともに第2戦が行われ、マツダスタジアムで行われたセは3位から勝ち上がったDeNAがリーグ2連覇の広島に6−2で勝った。対戦成績は1勝1敗となったが、リーグ優勝した広島はアドバンテージがあるため1勝のリードを守った。

 パはヤフオクドームで3位楽天が2年ぶりにリーグを制したソフトバンクに2−1で競り勝って2連勝とし、ソフトバンクのアドバンテージを含めても1勝のリードとなった。

 DeNAは三回、宮崎の2点適時打で先制。五回に代打乙坂の2点適時打、九回に宮崎のソロで加点した。

 楽天は1−1の七回、嶋の適時二塁打で1点を勝ち越した。辛島が六回途中1失点。その後は4投手の継投で逃げ切った。

 20日の第3戦の先発はソフトバンクが和田、楽天は則本と発表された。

◇楽天2−1ソフトバンク

 楽天が競り勝ち2連勝した。一回に失策で先制。四回に内川のソロで追い付かれたが、七回1死二塁で嶋が左中間二塁打を放って勝ち越した。辛島は変化球を効果的に使い、5回1/3を1失点。2番手の宋家豪が六回のピンチで内川と松田を三振に仕留める力投を見せた。

 ソフトバンクは打線がつながらず、千賀を援護できなかった。

     ◇

 立役者は間違いなく主将の嶋だった。打っては決勝の適時二塁打。守っては5投手を引っ張り、ソフトバンクの強力打線を内川のソロ本塁打による1点に抑える好リード。捕手出身の梨田監督も手放しでたたえた。「相手の裏をかくような(狙いの)逆、逆といって、いい配球をしている。適時打はリードで相当苦労して、疲れもある中でよく頑張って打ってくれた」

 こん身のガッツポーズが飛び出したのは同点で迎えた七回だった。ソフトバンク先発の千賀に今季10打数4安打と当たっていることから起用された聖沢が遊撃への内野安打で出塁。31歳が見せた一塁へのヘッドスライディングに奮い立った。犠打で進んだ代走の田中を二塁に置いて打席に入る。「聖沢の必死な気持ちに応えたかった」。2ボール2ストライクからの5球目、低めの直球をはじき返した打球はライナーで左中間を抜けた。CS通じての初安打に塁上で強く拳を握った。

 「一番はその投手のいいところを引き出すこと」と言うリードでは、先発の辛島に100キロ前後のカーブを多投させた。六回1死二塁、前の打席で本塁打の内川の場面は2番手の宋家豪にすべて直球を要求。5球とも150キロ超で空振り三振に仕留めた。

 CSは西武との第2戦以降、4試合で延べ20人をリードしてわずか6失点。それでも嶋は「気を緩めたら隙を突かれる。一つ負ければ流れが変わる」と戒める。打率1割台と不本意だったシーズン。ここに来て、4年前の日本一を支えた正捕手の存在感が高まっている。 (高橋雅人)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報