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【スポーツ】

広島、王者の面影なし CSファイナルステージ

9回広島2死、田中(手前)が空振り三振で試合終了。ベンチでうつむく緒方監督(右から2人目)

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 悲願の日本一へ夢半ばで散り、広島の緒方監督が悔しさをかみしめるように言った。「最後まで流れをつかめなかった」。歯車が狂ったままに4連敗。独走でリーグ連覇を果たした王者があっけなくシーズンの幕を閉じた。

 中4日で先発した野村が3回3失点で降板すると、2番手大瀬良も3失点。序盤から追う展開となり、大瀬良は「力負け。申し訳ない」とうなだれた。シーズン中に41度の逆転勝利を演じた打線も劣勢をはね返すことができない。「本来の力をみんな発揮できなかった」。1番打者の田中が語ったように、試合巧者ぶりは最後まで影を潜めた。

 レギュラーシーズンでは12勝13敗。DeNAは今季、セ・リーグで唯一負け越した相手だった。苦手意識はぬぐえぬままに投打、そしてベンチワークでも圧倒され、屈辱的な敗退となった。

 1年前に苦杯をなめた日本シリーズの舞台に、今年はたどり着くこともかなわず「勉強しないといけないことがたくさんある」と緒方監督。つぶやくように放った言葉に、力強さはなかった。 (中川耕平)

◆新井 意地のソロ

 今シリーズ初の4番に座った広島の新井が六回にソロ本塁打を放った。4点を追う劣勢の中「まだまだここから」とバックスクリーン左へ豪快な一発。チーム最年長として意地を見せた。

 昨季は日本シリーズで2連勝の後、4連敗。「ちょっとしたことで(流れが)変わってしまう。取り返しがつかなくなる」と短期決戦の怖さを痛感していた。今季は本拠地での4連敗で終戦。「悔しい。今はそれしか言葉が見つからない」と感情を隠さなかった。

 

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