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【スポーツ】

ベイ下克上 日本Sへ 筒香連発一発攻勢で圧倒 CSファイナルステージ

7回DeNA無死、左中間越えソロを放つ筒香

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 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)は24日、セ・リーグの第5戦がマツダスタジアムで行われ、レギュラーシーズン3位から勝ち上がったDeNAがリーグ2連覇した広島に9−3で勝って、4連勝を飾り、19年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。広島はリーグ優勝によるアドバンテージの1勝を加えても2勝に終わった。

 3位チームが日本シリーズに出場するのは2010年のロッテ以来2度目で、セでは初めて。今季のDeNAは広島に14・5ゲーム差をつけられていた。14年に7ゲーム差の2位阪神がCSを突破したのを抜き、過去最大差の逆転となった。

 DeNAは0−2の二回に宮崎の本塁打で1点を返し、三回に桑原の2ランで逆転。その後は筒香の2本塁打などで突き放した。最優秀選手にはロペスが選ばれた。

 日本シリーズは28日にヤフオクドームで開幕する。DeNAは大洋、横浜時代を通じて19年ぶり3度目の日本一を懸けて、パ・リーグを2年ぶりに制しCSを突破したソフトバンクと対戦する。

   ◇

 DeNAが5本塁打を含む16安打9点で4連勝。二回に宮崎がソロ、三回は桑原が逆転2ラン。筒香は五回に2ラン、七回に2打席連発となるソロを放った。八回は梶谷の2ランで突き放した。1回2失点の先発石田に見切りをつけ、二回からは6投手の継投で六回の新井のソロだけに抑えた。広島は野村が3回3失点と誤算。大瀬良も流れを切れなかった。

◆3位から進出 セで初

 19年ぶりの日本シリーズ進出を決めると、DeNAナインはマウンド上で歓喜の輪をつくった。「DeNAは若いチームで経験がないと言われたこともあった。一丸となったチームワークの勝利だ」とラミレス監督。最後はセ・リーグのCSでは1試合最多となる5本塁打で9点を奪い、王者の広島を圧倒した。

 広島の追撃ムードを断ち切ったのは筒香だった。五回に広島2番手の大瀬良から2試合連続本塁打となる2ランを放てば、七回には5番手の一岡から2打席連続となるソロアーチをかけた。先発石田が1回2失点で降板する劣勢で幕が開けた試合。悔しいはずの左腕が気持ちを押し殺してベンチで声を出す姿を見て、「熱くなるものがあった」。4番打者として、主将として、奮い立った。

 昨年のファイナルステージでは広島に力の差を見せつけられて敗退。雪辱を期した今年は第1戦こそ1点も奪えず降雨コールド負けしたが、その後は投打ともにこの一年で成長したことを証明するような内容で4連勝を果たした。

 「誰も下を向いて諦めることなく、闘志を前面に出して戦えた」とラミレス監督。継投や代打で送り出した選手が次々に活躍するなど采配も光ったが、「僕は決断しただけで、選手が頑張ったということ」とナインをたたえた。

 セ・リーグでは、レギュラーシーズン3位のチームがファイナルステージを突破したのは初めて。「次は日本一を目指す」と筒香は誓った。「下克上」を完結させ、確かな地力をまとったDeNAが、次なる大舞台では、パ・リーグ覇者のソフトバンクに挑む。 (磯部旭弘)

 

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