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【スポーツ】

タカ猛襲 10点先勝 日本シリーズ

1回1死二塁、ソフトバンク・デスパイネが先制の適時二塁打を放つ。この日、3安打2打点の活躍=ヤフオクドームで

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◇ソフトバンク10−1DeNA

 SMBC日本シリーズ2017は28日、ヤフオクドームで第1戦が行われ、2年ぶりの日本一を目指すソフトバンク(パ・リーグ優勝)が10−1でクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がったDeNA(セ・リーグ3位)に大勝して先勝した。

 日本シリーズは全試合がナイターで行われ、どちらかが4勝した時点で終了する。第3戦から横浜スタジアムに移り、第6戦があれば再びヤフオクドームに戻る。

 ソフトバンクは投打がかみ合って大勝した。一回にデスパイネの二塁打で先制し、二回に長谷川勇が2ラン。五回は柳田、今宮の連続適時打などで7点を加えた。千賀は大量援護を得て7回1失点と好投。救援陣も危なげなかった。

 DeNAは井納が先頭打者の出塁を許し、リズムをつかめなかった。打線も単打のみで力負けした。

◆初回から「フルスロットル」

 立ち上がりの攻撃が、この試合の全てだった。選手、監督として12度の日本一に輝いたソフトバンクの工藤監督は「立ち上がりは誰だって緊張している。どっちが早く点を取って冷静になることができるか」とみていた。だから「一回からフルスロットルで飛ばす」。その決意は打順に表れていた。右脇腹痛でシーズン終盤を棒に振った主砲の柳田を1番に起用。復帰戦となったクライマックスシリーズ(CS)最終戦に続く超攻撃型の布陣で挑んだ。

 柳田は第1打席から持ち味のフルスイングで期待に応える。「長打も足もある。いきなりそんな打者が出てきたら、わしなら嫌じゃな」と捕手出身の達川ヘッドコーチ。事実、相手バッテリーは厳しく内角を突こうとする。意識しすぎるあまり、スライダーが力んで浮く。打球は詰まったが、振り抜いたからこそ中前にぽとりと落ちた。

 今季リーグ最多の52犠打を決めた2番今宮が難なく投前にバントを転がせば、3番デスパイネが「球場の歓声がすごかったから、気分よく打席に入れた」と、きっちりと左翼に適時打を放った。

 今季は先制すれば9割ほどの勝率を誇る。だから初回のたったの1点が相手にはプレッシャーとなり、味方打線には勢いをもたらした。二回には長谷川勇の2ラン、五回には打者一巡の攻めで7得点と攻撃の手を緩めない。長谷川勇は「最低でも進塁させようと思った。最高の結果」。デスパイネは五回にも適時打を放ち、「皆がつくったチャンスを生かせて良かった」と胸を張った。

 終わってみれば、9点差の大勝。だが日本シリーズを戦う経験が豊富な指揮官は「まだ1戦。決して浮かれない」。勝利の意味を知りつつ、試合後は平静を装った。 (多園尚樹)

 

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