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【スポーツ】

今宮激走、タカ連勝 日本シリーズ第2戦

9回に登板し、セーブを挙げたサファテ

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◇ソフトバンク4−3DeNA

 SMBC日本シリーズ2017は29日、ヤフオクドームで第2戦が行われ、ソフトバンク(パ・リーグ優勝)がDeNA(セ・リーグ3位)に4−3で競り勝ち、2連勝を飾った。

 日本シリーズは全試合がナイターで行われ、どちらかが4勝した時点で終了する。30日は試合がなく、第3戦は31日に横浜スタジアムに舞台を移して午後6時半から行われる。

 第6戦があれば再びヤフオクドームに戻る。

    ◇

 ソフトバンクが接戦を制した。1−3の七回に柳田の適時打で1点差とすると、倉本の失策などで2死満塁と好機が広がり、中村晃が右前に2点適時打して逆転。

 八回からはモイネロ、サファテとつなぎ反撃を許さなかった。

 DeNAは今永が6回1失点10奪三振と好投し、六回に梶谷と宮崎の本塁打で逆転したが、継投が決まらなかった。

◆七回逆転 リプレー検証で決勝点

 4時間近い激闘を分けたのは、時間にすればコンマ何秒の差。一瞬だけ早く、ベースに触れていた。七回、ソフトバンク・今宮の必死のヘッドスライディングを巡るリプレー検証。長い中断の末、判定はセーフに覆った。「微妙なところだったから。めっちゃうれしかった」。172センチの小兵が、ベンチ前で跳びはねて喜んだ。

 1点差に詰め寄った七回、2死満塁の好機だった。中村晃の右前打で三塁走者に続き、二塁から今宮が一気にホームを突いた。タイミングは完全にアウト。だが、上からかぶせるようにタッチする捕手戸柱のミットより、必死に伸ばした左手の指先が勝った。

 決死の生還劇には背景がある。打球が飛べば走者は自動的にスタートを切ることができる2死の場面。今宮は、中村晃のスイングに「とにかく集中力を高めた」。スイングの軌道からバットに投球が当たると判断し、インパクトの瞬間にはすでにスタートを切っていた。

 もう一つは、自らの野球人生で、ほとんどやったことのないヘッドスライディングの敢行。三塁を回った時点で足から滑り込んでは間に合わないと判断した。「怖さもあったけどそんなことは言ってられないでしょ」。試合後、はにかみながら回想した。

 一回に先頭の柳田の出塁を起点に、あっさり先制したこの試合。なかなか追加点を奪えない。クライマックスシリーズ(CS)から1失点も許していなかった救援陣が捕まるまさかの展開となった。

 それでも「誰もが逆転を信じていた。みんなの気持ちが一つになった」と工藤監督。2連勝。やはり、このチームは強い。 (多園尚樹)

 

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