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【スポーツ】

タカつないだ王手 日本シリーズ第3戦

◇ソフトバンク3−2DeNA

 SMBC日本シリーズ2017は31日、横浜スタジアムに舞台を移して第3戦が行われ、ソフトバンク(パ・リーグ優勝)がDeNA(セ・リーグ3位)に3−2で開幕3連勝を飾り、2年ぶり8度目(南海、ダイエー時代を含む)の日本一にあと1勝とした。

 ソフトバンクは一回、内川の適時二塁打で1点を先制。四回には高谷の2点適時打で加点した。先発した武田は五回途中1失点で降板したが、その後は小刻みな継投で逃げ切った。

 DeNAは四回にロペスのソロ、六回には倉本の適時内野安打で1点差に追い上げたが、及ばなかった。

◆森、しのいだ粘りの7人継投

 ソフトバンクは一回に内川の二塁打で先制し、四回は高谷が2点適時打を放った。五回途中から継投に入り、3−1の六回1死満塁を1失点でしのぎ、終盤はモイネロ、岩崎、サファテとつないで逃げ切った。

 DeNAは四回にロペスのソロ、六回に倉本の適時内野安打で追い上げたが、序盤に不安定だった武田を攻略し切れなかったことが響いた。

 ◇ 

 1点は失った。ただ、何よりも大事なリードは守り抜いた。1点差に詰め寄られながら粘り抜いた六回。工藤監督は三つ目のアウトを取った森を「同点とか逆転されることなく抑えてくれたのが大きかった」と手放しでたたえた。

 1死二、三塁。左のワンポイントの嘉弥真が、柴田に12球粘られ歩かせた。森が満塁で立ったマウンドには逆風が吹き荒れていたが、工藤監督は「シーズン中もこういうゲームを勝ってきたのが自信になっている」。指揮官の期待に、森は普段通りの力投で応えた。

 代打乙坂は空振り三振。倉本には11球粘られた末に二塁への適時内野安打を許したが、まだ1点リードしている。続く桑原は外角へのスライダーで右飛に打ち取り、悠然とマウンドを降りた。

 レギュラーシーズンでは、六回終了時にリードしていれば76勝3敗という驚異的な数字を残した。絶対的な自信を持つ終盤につなぐために大切な六回。リードを保って終えれば勝利に限りなく近づくという自信が、チーム全体に満ちている。

 持ち場の八回に登板し、柴田に右前打をゆるしながら無失点でしのいだ岩崎が言う。「普段からああいう場面で投げていますから。感覚が良かったので、一発だけ気を付けた」。緊迫した展開だったが、何度となく経験してきた勝ちパターン。最後は絶対的守護神のサファテが3人で締め、最少失点差を逃げ切った。

 3連勝で2年ぶりの日本一に王手をかけた。「明日決めるというくらいの強い気持ちで臨みたい。一気にいけるよう、全力で、フルスロットルで」と工藤監督。日本シリーズという大舞台でも普段通りの野球を貫けるソフトバンクに、死角はまるで見当たらない。 (海老名徳馬)

 

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